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大人も夢中、乗れる鉄道模型 伊勢志摩ユースホステル

ユースホステルに設置した鉄道模型にまたがる赤沢さん=志摩市磯部町の伊勢志摩ユースホステルで

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 志摩市磯部町の「伊勢志摩ユースホステル(YH)」に敷設された鉄道模型が、宿泊客に好評だ。鉄道ファンという施設管理者「ペアレント」の赤沢康宏さん(61)が、趣味を生かして設置。本格的なミニチュア電車ながら、車両にまたいで乗ることもでき、子どもたちに大人気だ。

 風光明媚(めいび)な的矢湾を一望できる伊勢志摩YHの庭。赤沢さんが「出発進行!」と声を上げると、赤い電車が「ガタンゴトン、ガタンゴトン」と音を響かせながら走る。「本物そっくり」と子どもたちが目を輝かせた。

 この電車は「伊勢志摩鉄道パールライン」と名付けられた。線路は、五インチゲージと呼ばれる幅百二十七ミリ。モーターで駆動し、コントローラーで操作する。線路上に踏切もあり、車両が近づくと「カンカンカン」と鳴る手の込みようだ。

 全長一・二メートルの車両を連結させた三両編成。車両一台に三人まで乗車できる。外観は、かつて走っていた「帝都高速度交通営団」(現・東京メトロ)を模した。厚紙で作った精巧な切符もある。

 「小学生からの鉄(鉄道ファン)」と語る赤沢さん。二〇一四年に伊勢志摩YHのペアレントになり、庭の有効活用を考えているうちに思いついた。鉄道模型製作会社から車体やレールをオーダーメードで購入。一六年七月に設置し、宿泊客に無料開放した。

 宿泊客の多くは、車で五分ほどのテーマパーク「志摩スペイン村」を利用する親子連れ。子どもが喜びそうな鉄道模型で宿泊客の増加促進を狙ったが、「意外とお父さんも楽しんでいる」と話す。

 軌道は、ひょうたんの形をした一周百メートルの周回コース。当初は三十メートルほどの直線コースだったが、折り返しで進行方向が変わるたびに乗る向きを変えなければならなかった。その面倒を周回コースで解消した。

 赤沢さんは「電車に乗れるYHは全国でもここだけ。もっとコースを延ばすのが夢」と話す。宿泊客でなくても、事前予約すれば一人百円で乗車できる。(問)伊勢志摩ユースホステル=0599(55)0226

 (安永陽祐)

 

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