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<新春 知事インタビュー>(下) 雇用や後継者確保に力

 鈴木英敬知事インタビュー、最後は働き方改革など経済と、文化への取り組みを聞く。

■経済・働き方

 <東芝メモリの売却問題があった>

 四日市工場は増産が続き順調と聞いていたが、心配なく前に進む状況を早くつくってほしかった。ウエスタン・デジタルとも和解に至り、継続的に事業を拡大し、雇用も維持すると言ってくれている。この分野のシェアトップ企業を追ってほしい。

 <雇用、働き方への取り組みは?>

 今年は後継者難に悩んでいる経営者の事業承継支援に力を入れる。県内では二〇一六年、倒産は七十六件なのに対し、休廃業は三百三十八件。倒産件数はこの二十五年で最も低い水準だが、後継者不足で事業をやめてしまう方がいる。雇用や技術・ノウハウが失われる重要な課題だ。

 県庁では一四年度からワークライフマネジメントに取り組み、男性の育児休業日の取得率は22%になった。超長時間勤務をしている職員数も約55%減った。ただ、まだかけ声だけで具体的な取り組みにつながっていない管理職もいる。

 <中小企業は働き方改革が大変だ>

 企業ごとにどう改革すべきか、専門家を派遣してアドバイスしている。民間企業同士の勉強会も支援したい。中小企業の方が従業員と経営者の距離が近く改革しやすい。松阪市の調剤薬局では長時間労働の是正を進めた結果、採用への応募が五倍になった。

■文化

 <津市の高田本山専修寺(せんじゅじ)の御影堂(みえいどう)と如来堂が、県内の建物では初めて国宝指定された>

 寺や地元の努力が実った。専修寺、道の駅津かわげ、県総合博物館など津市も周遊できる場所ができてきた。

 <今年は北海道命名から百五十年。名付け親は松阪市出身の松浦武四郎だ>

 記念事業オープニングイベントが開かれる二月二十四日から、さまざまな企画が進む。航空会社と連携し、札幌−セントレア便でのキャンペーンも計画している。北海道・東北からの観光客はこれまで少なかったが、北海道での武四郎の知名度を生かしたい。

 <県総合博物館は開館四周年を迎える>

 昨年九月に来館者百万人を達成した。博物館で子どもたちに県の歴史を深く知り、アイデンティティーを確立してもらうことを目指してきた。来館者の四割は子どもで、目的は果たせている。これまで十八の企画展を開き、県民に親しんでもらうことに注力してきた。今年は収蔵品を生かした研究にも力を入れる。現在、人気抜群の福井県立恐竜博物館に職員を派遣しており、魅力向上につなげたい。

 

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