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「忍者にもっとあこがれを」 伊賀の「羅威堂」入門教室

切っ先をのど元に向け、基本の動作を練習する参加者=伊賀市小田町で

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 伊賀の子どもたち、忍者にあこがれを持って−。そんな願いを込めて、地元忍者サークル「羅威堂(らいどう)」が毎月二回、伊賀市内の伊賀上野武道館などで殺陣教室を開いている。

 十一月上旬の木曜夜、小学生から四十代までの八人が武道館に集まった。たたみの上にマットを敷き「でんぐり返りから始めよう」とメイン講師を務める竜斗さん(37)。

 手本を示した後、参加者は前転、後転、側転など一人ずつやってみる。木刀を持っての前転では、片足であぐらをかきながら忍者らしく一回転。竜斗さんから「自分の行きたい方向をしっかり向いて」「それだと刀で自分を刺しちゃってるよ」など快活な声が飛ぶ。

 北海道出身の竜斗さんは、忍者に魅了されて東海地方に移住。羅威堂のメンバーとなり、伊賀で忍者ショーを披露する中で、子どもたちが「忍者を観光客がコスプレするもの」と考えていたことを知り、残念に思った。

 「伊賀は忍者ファンの聖地。地元の若者にもっとあこがれを持ってほしい」と昨年六月からメンバーと教室を始めた。

 参加者の中には、羅威堂に加わりたい人や、プロのスタントマン、時代劇の役者を目指す若者もいる。名張市の中学三年新萌絵さん(15)は「大好きな演劇につながると思った。いつか、かっこいい忍者役も演じてみたい」。殺陣練習では「基本十手用意!」との掛け声に合わせて、木刀を構え、りりしい表情で振り下ろした。

マットを敷いて忍者らしい前転を教える竜斗さん(左前)=伊賀市小田町で

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 伊賀市職員の西川幸治さん(43)は「人間のあらゆる可能性を追求した存在が僕にとっての忍者。体を動かすことで、世界観を体現している気分」と話す。練習後半は、竜斗さんと一対一で向かい合い、木刀を交えたり、前転で攻撃をよけたりする決闘シーンを演じた。

 次回は十六日午後七時半から九時四十五分まで。途中参加可能で木刀は貸し出し可。見学は何度でも無料。体験は一般千五百円(初回千円)、学生五百円。教室事務局へメール(raidoiganinja@gmail.com)で事前予約が必要。

 (飯盛結衣)

 

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