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運転トラブル後絶たず ドラレコ購入増

品薄が続くドライブレコーダー売り場=津市高茶屋小森町のオートバックス津店で

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 「あおり運転」が社会問題となる中、県内では今年一〜九月、前の車に急接近したなどとして道交法違反(車間距離不保持)の疑いでの摘発が八十三件あったことが、県警のまとめで分かった。あおり運転から自分の身を守るため、走行中の映像を撮影するドライブレコーダー(ドラレコ)を購入する人も増えている。

 県警交通企画課によると、車間距離不保持の疑いは九割以上が高速道路上だった。車間距離不保持の摘発は毎年、百四十〜二百八十件ほどあり、危険な運転やトラブルは後を絶たない。日本自動車連盟(JAF)の昨年六月の調査では54・5%のドライバーが「運転中に後方からあおられることがある」と回答している。

 さらに、「急に割り込まれた」「幅寄せされた」「たばこを投げ付けられた」といった交通トラブルの一一〇番は今年一〜九月に四百八十七件あった。

 県内では過去に交通トラブルが死亡事故に発展したケースがある。二〇一一年四月、木曽岬町の伊勢湾岸自動車道で乗用車の運転手の男性二人が走行車線に停車し、車外で言い争いをしていたところ、大型トラックに追突され、二人とも死亡した。

 県警高速隊の伊藤誠司副隊長は「高速道路上であおられて危険を感じたら、サービスエリア(SA)など、人がいるところに逃げて通報してほしい」と話す。「窓をたたかれても絶対に開けないで」と強調する。SAが近くにない場合は、後続の車に注意しながら、ハザードランプをつけて路肩や非常駐車帯にゆっくり停止する。自衛手段として、ドラレコの設置も効果的という。

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 神奈川県の東名高速道路で、乗用車の夫婦が無理やり停車させられ、大型トラックに追突されて死亡したとされる事故が報道された十月以降、県内のカー用品店ではドラレコの購入者が急増した。津市藤方のイエローハット津店では報道後、毎日五〜六件の問い合わせがあり、約二十種類ある商品は常に品薄という。

 同市高茶屋小森町のオートバックス津店では十一月上旬現在、ドラレコの売り上げが前年同期比の二・五倍となり、岡村猛店長補佐によると、家族連れや高齢者からの問い合わせが増えている。「三六〇度撮影できるものが特に人気。年明けに入荷できるかも分からない状況」と話す。

 (熊崎未奈)

 

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