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古代寺院跡からの出土品展示 朝日町歴博で企画展

縄生廃寺跡から出土した「舎利容器」などが並ぶ会場=朝日町歴史博物館で

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 朝日町縄生(なお)の古代寺院跡からの出土品を集めた企画展「朝日のいにしえ−縄生廃寺−」が、柿の町歴史博物館で開かれている。入場無料。二十六日まで。

 縄生廃寺は飛鳥時代後期の七世紀末〜八世紀初めごろに地元豪族の氏寺として建立され、九世紀ごろに廃寺となったと伝わる。一九八六年度の発掘調査で寺院塔の存在が確認された。屋根瓦と十メートル四方で瓦を積んだ基壇が出土した。

 会場には瓦や須恵器をはじめ八十四点が並ぶ。釈迦(しゃか)の遺骨を納めたとされる「舎利(しゃり)容器」は塔の心柱を支える礎石の穴から見つかった。二センチほどの鉛ガラス製の内容器と滑石製のつぼからなる。八九年に国の重要文化財に指定され、現在まで同種の容器で国内唯一の出土例とされる。

 容器に伏せて置かれていた唐三彩のわんも並ぶ。四日市、桑名両市や東員町の遺跡出土品も紹介されている。

 同館は舎利容器を公開するための施設として九七年にオープン。同展は開館二十周年を記念し企画された。竹内弘光学芸員は「全国的に注目された特色ある古代遺跡が町にあることを改めて知ってもらいたい」と話す。

 十二日午後二〜三時半、発掘調査に携わった京都大名誉教授で辰馬考古資料館(兵庫県西宮市)館長の上原真人さんが、舎利容器の歴史的位置付けをテーマに講演する。無料。開館は午前九時〜午後五時で月曜と祝日は休館。(問)町歴史博物館=059(377)6111

 (芝野享平)

 

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