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台風22号で交通機関に乱れ 伊勢の一部に避難勧告

全便欠航となった津エアポートライン=津市なぎさまちで

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 台風22号は二十九日午後、県内に接近し、台風21号で大きな被害が出た県南部では伊勢市上野町の一部に避難勧告が発令された。災害の爪痕が残る中、二週連続で大雨や強風への警戒に追われる週末となった。

 県によると、伊勢市楠部町で斜面が崩落し、玉城町の外城田川では護岸が崩れた。いずれもけが人はなかった。伊勢市と玉城町では午後七時現在、計十九世帯三十人が避難している。玉城町全域と度会町麻加江(まかえ)地区には、避難準備情報が発令された。

 鉄道にも大きな影響が出た。JRは名松線全線と参宮線の伊勢市−鳥羽間、紀勢線の多気−新宮間で運転を見合わせた。近鉄も一時、特急列車の運転を見合わせた。

 船舶では、津市と中部国際空港(愛知県常滑市)とを結ぶ津エアポートライン、鳥羽市と愛知県田原市を結ぶ伊勢湾フェリー、鳥羽市営定期船が運休した。道路でも県道大台ケ原線など山間部を中心に、雨量規制による通行止めが相次いだ。

 津地方気象台によると、鳥羽市で一時間に四六・五ミリの激しい雨を記録した。尾鷲市や御浜町では二十七日夜からの降り始めの雨量が一九〇ミリを超えた。担当者は「前回の台風21号のときほどの雨量ではないが、県内全域で地盤が緩んだ状態が続いている。土砂災害に警戒してほしい」と話している。

◆機能停止の排水機場ではポンプ車で排水 伊勢

濁流が流れ込んだ調整池(後方)の水を排水する人たち=伊勢市楠部町の楠部東排水機場で

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 台風21号で住宅への浸水被害が相次いだ伊勢市楠部町では二十九日、冠水で機能が停止している排水機に代わり、排水ポンプ車二台を使って排水した。

 ポンプ車は国土交通省が派遣し、調整池から五十鈴川に水を放流する楠部東排水機場に設置した。台風22号が伊勢市に接近した午後四時十分ごろに稼働を開始。

 降り続いた雨によって調整池があふれる中、国交省や伊勢市の職員らが押し寄せた流木などを取り除きながら排水した。楠部東排水機場は台風21号が接近した二十二日夜、想定を上回る雨量で排水が間に合わなくなり、ポンプ自体が冠水して使えなくなっている。

 

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