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貢献15年、10月が最終回 伊賀で盲導犬育成チャリティーバザー

新聞の切り抜きを見ながらサラとの思い出を振り返る高石さん=伊賀市下友田で

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 NPO法人理事長の高石千恵さん(75)=伊賀市下友田=が自宅兼デイサービス施設で開いてきた盲導犬育成のチャリティーバザーが十五年間の幕を閉じる。二〇〇二年に引退後の盲導犬サラを関西盲導犬協会から引き取ったのを機に始め、これまで計二十四回で百八十二万円を協会に寄付してきた。高石さんは十月九日、十日の最後のバザーで出品する雑貨や日用品、食品などを募り、市民らの来訪を呼び掛ける。

 サラは雌のゴールデンレトリバー。五年ほど現役で活躍し、九歳のときに高石さん夫妻の元にやって来た。「協会始まって以来の優秀な子」と言われた通り、賢くておとなしいことから近所の人気者になった。「忍者服を着せて市内の忍者フェスタに出したり、小学校で盲導犬の授業をしたりした」。新聞の切り抜きを集めたファイルを大事そうにめくる。

 バザーは三十代から知人の紹介で目の不自由な人のボランティアをしてきたこともあり、盲導犬育成にも貢献したいと考えた。

 サラは〇九年に病気で息を引き取ったが「盲導犬育成は私の使命」とバザーは続けてきた。今回、年齢的な理由から最後にした。

 伊賀市には田舎暮らしに憧れて〇〇年、夫の退職を機に金沢市から夫婦で移り住んだ。サラを飼ったのは二人で住むには家が広いから。自宅の一部をギャラリーにもした。〇三年に「伊賀まちかど博物館」の認定を受け、サラは「副館長」としても来訪者に愛された。一四年の閉館後は自宅でデイサービス施設「ともだち」を運営し、一日に十人ほどの高齢者を受け入れる。バザーは二日間とも午前十時〜午後五時。

 「バザーは最後になるけれど、一人でも多くの方の協力をお願いします。サラのことも思い出してもらえれば」と話している。(問)高石さん=0595(43)9105

 (日暮大輔)

 

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