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鳥羽の地形、海上調査 恐竜研究振興会

黒っぽい枕状溶岩を船上から調査する大野館長=鳥羽市の大村島で

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 鳥羽市で化石が発見された大型草食恐竜「鳥羽竜」の調査研究や化石採集に取り組む市民団体「鳥羽恐竜研究振興会」(寺田直喜会長)は、市内の巨岩や地層などの貴重な地形を「ジオパーク」に申請する活動を始めた。二十五日には大野照文県総合博物館長(66)らを招き、海上から地層などを調査した。

 鳥羽周辺の陸地は、ジュラ紀−白亜紀(約二億〜七千万年前)に海と陸のプレートの境目に位置し、堆積物が積み上がってできる「付加体」を中心に形成されている。今月十四日には産業技術総合研究所(茨城県)が、岩石や地層の分布を地図化したことを発表した。

 二十五日は、小型船からの海上調査を実施。無人島・大村(おむら)島周辺の枕状溶岩をはじめ、砂岩と泥岩が斜めに五層連なった砥浜(とはま)海岸の岩壁、鳥羽藩主が景観を楽しんだとされる一対の島「弁天さん」などを観察。大野館長は「日本列島がどうできたか分かる地形が多く、ジオパークにふさわしい」と話した。

 ジオパークは貴重な地形や地質を保全し、教育や観光に生かす自然公園。日本ジオパークは全国に四十カ所以上ある。振興会の山下直樹事務局長(69)は「市や観光協会にも協力を仰ぎ、年内には申請母体の準備会を発足させたい」と意気込んでいる。

 (西山和宏)

 

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