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遺族ら「忘れない」 四日市公害訴訟、判決45年

メッセージで教訓を伝え続ける決意を述べる豊田さん=四日市市松本の北大谷霊園で

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 四日市公害の犠牲者を弔う合同慰霊祭が二十三日、四日市市松本の北大谷霊園の慰霊碑前で営まれた。今年はぜんそく患者がコンビナート企業を相手に起こした四日市公害訴訟の勝訴判決から四十五年の節目にあたり、参列した患者や遺族ら百人は、公害の再発防止の誓いを新たにした。

 慰霊祭では全員で黙とうをささげ、この一年に亡くなった九人を加えた合祀(ごうし)者千五十五人の名簿を慰霊碑に供えた。原告患者で唯一存命の野田之一さん(85)が代表で花束をたむけ、参列者が一人ずつ献花した。

 四日市市の森智広市長は「公害で亡くなった方の大きな犠牲と遺族の深い悲しみや苦しみを決して忘れてはならない。市の役割は公害の歴史と教訓を広く発信し、多くの国に環境改善の重要性を伝えていくことだと感じている」と追悼の言葉を述べた。

 若い世代を代表して四日市大(同市)四年の豊田美波さんが「公害を知らない世代が過去を見て見ぬ振りをすれば、過ちは繰り返される。私たちが経験を引き継ぎ、伝え続けていく」とメッセージを読み上げた。

 慰霊祭は、四日市公害患者と家族の会と同市の共催。市によると、八月末現在の認定患者は三百六十五人。

 (曽田晋太郎)

 

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