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小池新風、揺れる自民 三重3区、区割り変更で混乱

新たに選挙区になった商店街で、あいさつ回りをする島田さん(左)。旧支部長の嶋田さんのポスターも増えている=桑名市で

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 来月の衆院選が濃厚となる中、小池百合子東京都知事周辺が二十七日にも設立する新党に、県内の自民党関係者は戦々恐々とする。一票の格差是正のために小選挙区が五から四に減り、選挙区を失った自民の元選挙区支部長が新党から出馬を模索するため。自民側は「こちらに風が吹く選挙でなく、保守分裂は避けたい」と焦りを見せる。

 三重の新区割りでは旧1区の伊賀地区と、旧2区(鈴鹿、亀山市など)ほぼ全域が新2区に。伊賀が地盤のベテラン川崎二郎氏(69)が新2区を希望したため、旧2区で二度出馬し比例復活した島田佳和氏(47)は、県北部の四日市、桑名市が中心の新3区に回らざるを得なくなった。

 この結果、旧3区で前回出馬し、今年七月の区割り変更まで3区支部長だった嶋田幸司氏(43)は選挙区を失った。弁護士で東京から三重に来た嶋田氏は活路を求め先月、都内で新党設立を目指す若狭勝衆院議員と面会。今月になって自民県連に離党届を提出し、十六日には若狭氏が都内で開いた政治塾に出席した。

 嶋田氏は「自民は国民のニーズと離れている。森友、加計疑惑も臭い物にふただ」と自民批判を開始。「3区に地盤があり、新党からの出馬は選択肢の一つ」とポスターを増やし、支援者回りも続ける。ただ、急な解散は想定外で「勝てる態勢が整わないと難しい」と出馬への迷いも漏らす。

 3区はもともと民進元代表の岡田克也氏(64)の牙城で、自民県議は「移ったばかりの島田佳和さんはただでさえ厳しいのに、保守系分裂では」と頭を抱える。島田氏は二十日、桑名市の商店街を回り「初めまして島田です」と頭を下げた。近くに嶋田幸司さんのポスター。同じ「シマダ」姓のため戸惑う有権者もおり、「名前を覚えてもらわないと」と危機感を募らせる。

 岡田氏の陣営は「党の要職を離れて最近は月の半分は地元にいて集会を重ねてきた」と、自民の“内紛”をよそに自信を見せる。新3区は共産も野村真弘氏の出馬を発表している。

 (森耕一、曽田晋太郎)

 

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