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組み体操、13校は実施 松阪の小学校、春の運動会

運動会に向け、組み体操の練習をする児童たち。安全に配慮して約50人の児童を6人の教員が指導する=松阪市射和小で

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 二十日から始まる松阪市内小学校の春の運動会で、けがの恐れがある組み体操を、十三校が昨年通り実施することが分かった。実施は各校判断とする二〇一六年三月の国の通知を受け、一六年度には七校が取りやめたが、一七年度前半は新たにやめる学校はない。ただ、下層部への負荷を減らすなど、実施する上で安全対策を進める動きが見られる。

 「ここに手をついたら安定する」。射和小の運動場では、二十日の運動会に向け、五、六年生約五十人が、校長、教頭も含め教員六人の指導で、組み体操の練習中だ。教員は組み方が不安定な児童がいると、すぐに補助し助言した。四つんばいで積み上がるピラミッドと、肩の上に立つタワーを組み合わせ、見かけは四層だが、実際は三層。二層目の児童は地面に立っており、一層目の児童にかかる負担は抑えられている。

 市教委によると、市内三十六校中、半数の十八校が二十日以降、六月上旬にかけて運動会を開く。本紙の取材に、昨年組み体操を実施した十三校が「実施する」、昨年実施しなかった五校が「実施しない」と回答。昨年と状況は変わらなかった。

 実施する●水小は「昨年実施したピラミッドをやめる。組み体操をダンスの中に組み入れる」、漕代小は「昨年よりピラミッドの最下層部の人数を増やし、下層部の児童の負担を軽くする」と答えた。

 市内では、一五年度には全三十六校中、小規模校を除く三十三校が組み体操を実施した。一六年度、実施校の二割に当たる七校が、安全性への配慮から取りやめた。一方、けがをしたのは、一五年度が骨折四人を含め十八人、一六年度が骨折三人を含め十二人。減ったとはいえ、重大事故はなくなっていない。

 一六年度にやめた伊勢寺小は「危険を伴うので、安全性を重視した」と説明。継続実施する射和小は「体を鍛えて、美しい姿勢、協力する気持ちを育てることが目的。安全には十分配慮する」と話す。

 市教委は一六年度以降、組み体操を実施する場合、練習も含め実施計画の提出を求めている。担当者は「地域、親から期待の声もあり、各校には実施するなら事故防止を徹底してもらう」と言う。市内中学校は実施していない。

 (作山哲平、目黒広菜)

※●はてへんに帝

 

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