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拡大器や点字図書…読書の喜び感じて 上野点字図書館で22日に用具展示体験会

文字が見やすくなる拡大読書器を紹介する松田さん=伊賀市上野寺町の上野点字図書館で

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 上野点字図書館(伊賀市上野寺町)は二十二日、視覚障害者や病気、高齢化などで目が見えにくい人のための「日常生活用具展示体験会」を市内の福祉施設で初めて開く。同館音訳担当の松田昌子さんは「本を読みたいとおっしゃる目の不自由な方が多い。展示体験会が読書の喜びを感じてもらうきっかけになれば」と話す。

 会場は、同市朝屋の盲養護老人ホーム「梨ノ木園」。展示するのは、本や雑誌などの文面をカメラで読み取り、拡大してモニター画面に映し出す「拡大読書器」、音声で時刻を知らせる時計、長針と短針に触れることで時刻が分かる時計、点字図書、文字や図などを忠実に音声化した録音図書など約七十点。

 録音図書の場合、文字を音声として記録したCDを専用の機器で再生する。識字障害など学習障害(LD)で、読書が困難な人も耳で聞くことにより内容を楽しめるという。

 「シネマ・デイジー」では、映画の主音声のほかに登場人物の動作や表情、場面転換などを別の音声で伝えることができる。体験会では、映画「男はつらいよ」シリーズの第十七作「寅次郎夕焼け小焼け」(百九分、一九七六年)を上映する。図書館は「本人のみならず家族、周囲の人にも知ってもらいたい」と呼び掛ける。

 上野点字図書館によると、四月一日現在の同館の蔵書数は点字図書が六千二百二十七冊、録音図書が一万八百四十三冊。利用登録者数は県外を含め百六十六人(うち伊賀市は五十六人)。伊賀地域のボランティア数は点訳者が二十人、音訳者が四十一人。二〇一六年度の利用者数は百三十三人(うち伊賀市は三十四人)。二〇一五年三月三十一日現在の伊賀市の視覚障害者は三百三十七人。

 展示体験会は午後一〜四時。(問)上野点字図書館=0595(23)1141

 (中川翔太)

 

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