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内部駅発着音に「地元の歌」 あすなろう鉄道、住民ら「守りたい」

地元ゆかりの歌がスピーカー(左上)から流れ、電車の発着を利用者に伝える=四日市市小古曽のあすなろう鉄道内部駅で

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 ♪あすなろう鉄道走りゆく−。地元住民が作った歌が、四日市市のあすなろう鉄道内部駅(小古曽)で電車の発着を告げ始めた。歌は「うつべ音頭」と「はばたけ!うつべ」。住民団体が鉄道に放送を依頼し、音響設備を寄贈した。「利用者を増やし、地域の足を守りたい」。発着曲に住民は願いを込める。

 歌は駅の切符売り場近くのスピーカーから流れる。始発駅のため改札は電車が到着後に行われるため、ホームで流すより効果的と判断された。二曲は電車発着前の約五分半、交互に放送される。耳に優しいとオルゴール調にしてある。

 発案したのは住民の代表者でつくる「まちづくり推進協議会」。メンバーが「地元の鉄道を地域で盛り上げていきたい」と昨夏に鉄道側に相談した。市の地域活性化関連の予算三十万円でスピーカーやアンプ、配線を購入し、業者が年末に設置した。

 二曲は昨年度に地域活性化策の一環で作られた。歌詞のフレーズを公募し、それを基に元歌手の男性住民が作詞、作曲した。地区の盆踊りや文化祭で活用されており、推進協が「地元を代表する歌」と選んだ。

 うつべ音頭は五番まであり、歌詞には「蛍が光る 足見川」「朝霧きらり 内部川」「小古曽辺りから 秋便り」と地元の風景が織り込まれている。はばたけ!うつべは子どもたちへの応援歌。二番まであり「元気を出して 勇気を持って 明日へはしろう」「生まれ育った輝く故郷 信じて生きよう」と歌われる。

 駅での初披露は四日、推進協主催の町歩きイベントに合わせて行われた。開会式には市内外から二百十六人が集まった。原田礼嘉(ひろよし)会長(76)は「高齢化が進み交通弱者が増える中、あすなろう鉄道は地域になくてはならない。今後も鉄道に親しんでもらうための知恵を絞っていきたい」と力を込める。

 鉄道総務企画課の大藪淳課長は「住民が主体的に協力してくれ、ありがたい。乗客が鉄道への愛着を深めるきっかけになってほしい」と期待する。

 (曽田晋太郎)

 

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