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住民向けに飲食の場 南伊勢の福祉施設が新設

オープンした飲食スペース=南伊勢町神津佐で

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 南伊勢町神津佐(こんさ)の障害者就労支援施設「ファイト」の敷地に、地域住民らがくつろげる飲食スペースが新設された。施設を運営する「NPO法人ふくし・みらい研究会」は、地域住民の交流拠点と位置付け、高齢者支援にも力を入れる。

 完成した飲食スペースは約四十五平方メートル。国の補助金を活用して増設し、昨年十一月にオープンした。施設に併設された「こんさっさ」で購入した弁当や惣菜などを、ここで食べることができる。

 こんさっさは日用品や食料品に加え、昨年五月に総菜、十月には弁当の販売を始めた。施設周辺には、商店や食堂など高齢者が気軽に利用できる場所がなかったことから、評判は上々。昼食を買い求める地域住民らでにぎわうようになった。

 店頭には、一パック百〜二百円の総菜や四百円の弁当をはじめ、カップ麺やパンなどが並ぶ。近くの浜川千夜子さん(83)は「一人暮らしなので、おかずを家で作らずに済み助かる。家からも近くて便利」と毎日のように総菜を購入する。

 施設はこれまで飲食には手狭だったが、飲食スペースの増設により、おしゃべりしながら昼食を楽しむ高齢者が増えた。買い物に来た森井とよさん(88)は「ここはお年寄りのことを考えてくれる。今度は友達と集まって食事をしたい」と声を弾ませる。

弁当や総菜を選ぶ利用者=南伊勢町神津佐で

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 ファイトは、二〇一三年八月に開所。現在は、障害者十三人が漁具の修繕や農作業などに取り組んでいる。

 同会の田畑紀実理事長(70)は「週に一度、地域の高齢者が集まる食事会を開き、困り事や心配事を聞く事業も検討している。飲食スペースに気軽に立ち寄ってもらえれば」と話している。

 (安永陽祐)

 

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