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ハローペット

花形進さんとレオ、フク 直伝のパンチと粘り強さが自慢

花形進さんが抱っこする愛犬「レオ」。愛猫の「フク」は、撮影が苦手で雲隠れ…=横浜市内で

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★マルチーズ(オス13歳)、猫(メス3歳)

 ボクシング元世界チャンピオンの花形進さん。自身が会長を務めるジムの三階の自宅で、真っ白なマルチーズ「レオ」、背中がトラ模様の猫「フク」と暮らしている。

 朝の日課はレオとの散歩。十三年間変わらず、近くの川沿いを歩く。

 「レオは散歩が大好きで、暑い日でも行きたがるんだよね。長いと三十分、すぐ帰る日もあり、気ままだけど」

 レオは二代目のマルチーズ。先代は十四歳まで生きたという。

 「死んだ時は悲しくて、もう飼わないと思った。でも二年ほどして、近くのペット店にマルチーズがいるのを見つけて。何度か見に行ったんだけど、売れずに残っていたので、じゃあ飼おうかと。先代と同じ名前にしました」

 つぶらな瞳が愛らしいレオ。だが、ジムの会員たちは、なぜか近寄ってこない。

 「子犬のころからパンチごっこして遊んだせいか、少々荒っぽいところがあってね。知らない人がなでようとして、ぱっと手を出すと、反射的に応戦するかもしれない。だからみんなに、レオにはむやみに手を出すなよ、と言ってたら、ずいぶん用心されるようになっちゃって…」

 みなボクサーだけに、元チャンピオン直伝のパンチを警戒するのかも。

 「でももう十三歳だし、おとなしいもんだよ。人間でいえば七十歳で、オレと同じ。一緒に元気で長生きしてほしいと思ってます」

 一方、猫のフクは、“押しかけ猫”だったとか。

 「ある寒い日、車で出かけようとしたら、近くにいた人が、車の中で猫の鳴き声がしますよ、って。エンジンルームを開けたら、子猫が入っていてびっくり」

 外に出したが、翌日また侵入。駐車場から離れた場所にとめても、やっぱり入ってしまう。そんなことが四回ほど続き、「明らかにオレの車を選んでるんだなって。分かったよ、飼ってやるよって」。名前はフク。

 猫を飼うのは初めてだが、実はこのフクの粘り強さに、共感するものがあった。花形さん自身、デビューから十一年たった五度目の挑戦で世界王座を獲得した、粘りのボクサーだったからだ。

 「うちのジムでもこの前、八年ぶりに勝った選手がいてね。何事も、すぐあきらめちゃダメだってこと。フクから学んだよね」

 ちなみにフクも鋭い猫パンチの持ち主だそうだが、いたって平和的な性格なので、見る機会はまずなさそうだ。

 「レオとフク、女房のひざを取り合うけど、ケンカはしない。いい距離感で暮らしています」

 (文・宮晶子、写真・坂本亜由理)

<はながた・すすむ> 1947年生まれ。横浜市出身。63年、プロボクサーに。69年、日本フライ級王者。74年、世界ボクシング協会(WBA)フライ級王者。引退後、ボクシング解説者を経て、花形ボクシングジムを設立、会長に。

 

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