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三遊亭鬼丸さんとぽやっちお ラジオ番組でもついつい話題に

ウサギの「ぽやっちお」を抱っこする三遊亭鬼丸さん。「飼い主に似てきたかな?」=埼玉県内で

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★ウサギ(メス 1歳10カ月)

 落語家三遊亭鬼丸さんのウサギは、長い耳が愛らしいホーランドロップの「ぽやっちお」。家族四人のアイドル的存在だ。だれかがケージに近寄ると、すぐ出入り口の前に来て、外に出たがる。人懐こくて、好奇心旺盛のようだ。

 「そのままでもかわいいですが、毛づくろいする様子がまた、いいんですよ。長い耳を前脚でなでるようなしぐさが、シャンプーのCMに出てくるロングヘアの女性みたいで、うっとりします」

 ぽやっちおにメロメロの鬼丸さん。飼う前は、こんなにはまってしまうとは想像もしていなかったとか。

 「僕も妻も、犬や猫など哺乳類のペットを飼ったことがありませんでした。でも、小学生の子どもたちがウサギを飼いたい、と熱心に頼んでくるようになりまして。家族でペット店へ行ったんです」

 小さなウサギを手に抱いた途端、鬼丸さんは衝撃を受けた。「『このかわいさは何なんだ!』って」。すぐに飼うことに決定。しかも子どもたちを差し置いて、自ら「ぽやっちお」と命名してしまった。子ども時代のクラスメートのあだ名をもらったのだ。

 ところが、その晩、鬼丸さんは鼻水が出て、目がぐしゅぐしゅに。

 「もしやウサギアレルギーかと、大ショック! しかも、子どもたちと妻は事前に動物アレルギーチェックをして準備万端だったと聞き、またショック。自分だけが、ぽやっちおと遊べないのかって…」

 すぐに検査に行くと、結果はアレルギーなし。不思議なことに症状も初日だけで、その後は全く出なかった。

 かくして、ぽやっちおとの甘い生活が始まった。

 子どもに対しては、いつも「間違いをとことん言って聞かせる」という鬼丸さんだが、ぽやっちおは何をしても許せてしまう。レギュラー出演しているラジオ番組では、毎日ぽやっちおのことを話さずにはいられない。話しすぎて、ついに番組の演出家から、「ウサギの話は金輪際、禁止!」とのお達しが…。

 「でも、しゃべり続けますよ。以前の自分は、周りの人たちがペット自慢する気持ちが全く分からなかったんですが、今はすごく分かる。これは落語家としても良かったですね。落語の笑いは共感から生まれるものですから。特にかわいい、楽しい、幸せ、という気持ちは笑いにつながるんです」

 ぽやっちおの気持ちを、もっと理解したいという鬼丸さん。ウサギはあまり感情を表さないとされているからだ。

 「ウサギの本を読んで、ぽやっちおの老後のことも考えます。うちに来て幸せだな、と思ってほしいですね」

 (文・宮晶子、写真・圷真一)

<さんゆうてい・おにまる> 1972年生まれ。長野県出身。故三遊亭円歌さんに弟子入り。97年初高座。2009年、NHK新人演芸大賞入選。10年真打ち昇進、「鬼丸」を襲名。FM NACK5「GOGOMONZゴゴモンズ」にレギュラー出演中。

 

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