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菅聖子さんとむすび 人生を変えた!?唯一無二の存在

菅聖子さんと愛猫「むすび」。遊び盛りで鳥のように軽々と部屋中を跳び回る=東京都内で

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★ロシアンブルー(メス 11カ月)

 編集者・ライターとして、忙しい日々をおくる菅聖子さん。ずっと一人暮らしだったが、昨年十二月、小さな家族を迎えた。ロシアンブルーの「むすび」だ。

 「猫を飼って、人生変わりました!」と菅さん。

 「独身で仕事も趣味もそれなりにやり、すべて一人で完結できていました。そこに、むすびが来た。人間以外の生き物とこんなに親しく暮らせることに驚きましたし、何をするにも、まずこの子のことを第一に考えるようになりました」

 すっかり猫との暮らしにはまった菅さん。実は五、六年前から、周囲の猫好き友人たちの影響をじわじわ受けてきたという。

 「近くに住む友人に、旅行で留守する間の猫の世話を頼まれるようになったんです。最初に行った時は、猫が何度も吐くのですっかり自信をなくしましたが、次第に慣れてくれて。また別のイラストレーターの友人も、『つらいことがあっても、飼い猫がいるから生きようって思う』と。猫は生きがいみたいな存在になるんだなあと」

 そしてついに菅さんにも出会いの日が…。猫のカレンダーをつくっている編集者から、「知人の家にロシアンブルーの子猫がいるので見に行こう」と誘われた。家に入るなり、一匹の子猫が菅さんの膝にのってきた。一瞬で心を奪われてしまった。

 「飼うなら保護猫を、と思っていましたが、これも縁かなと。その家の方も、大事に飼ってくれる人に託したいと」

 むすびという名は、めいの提案。子猫との巡り合わせを象徴するようだ。

 最初の三日間は毎晩大声で鳴くので、親きょうだい猫のもとへ返すべきかと悩んだ。

 しかし、四日目にはけろっと収まり、遊びに熱中し始めた。運動能力の高いロシアンブルー。夜、菅さんが寝ようと明かりを消すと、とたんに三十分ほど部屋を走り回る。

 「暗闇で遊びのスイッチが入るんです。そこで寝る前に照明を消して真っ暗にして、猫じゃらしでお遊びタイムを始めたら、これが大成功。ただし暗いので、手をひっかかれないよう注意しなければいけませんが」

 泊まりがけで仕事に行く時も、猫友達が来てくれるので安心。一日六時間も遊んでくれる日もあるとか。

 「いたずらしたり、仕事のじゃまをしたりと大変ですが、逆にそれが新鮮で楽しくもあります。自分のこの年齢で迎えたのが良かったのかも。私にだけ見せる、だらんと伸びて安心した姿を見ると、唯一無二のうちの子だなあといとおしくなります」

 (文・宮晶子、写真・木口慎子)

<すが・せいこ> 1965年、広島県生まれ。出版社勤務を経て、フリー編集者、ライターに。暮らし、ものづくりなどの分野で雑誌や単行本の編集、著述を行う。著書に「一澤信三郎帆布物語」、共著に「むのたけじ 100歳のジャーナリストからきみへ」(全5巻)など。

 

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