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大谷けい子さんとポン、パピ 素晴らしい時間 犬からの贈り物

愛犬のポン(右)、パピ(左)を抱く大谷けい子さん。「犬の一生は私に素晴らしいプレゼントをしてくれる」という=東京都内で

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★トイプードル(オス 17歳、メス 11歳)

 物心ついたときからさまざまな犬を飼ってきた舞踊家の大谷けい子さん。最終的にいきついた犬種がプードルだという。「初めてプードルを飼ったのは五十年も前。ミニチュア・プードルでした。当時は珍しい犬種です。トイプードルよりも少し大きいので、お散歩させていると、周囲の人から『黒羊なの?』なんて聞かれたこともあります」

 以後はトイプードルが人気となり、大谷さんが現在飼っているのもトイプードルのポンとパピ。一昨年まではピーターという雄犬もいた。

 「彼はクラリネット奏者の娘とコラボして歌う、特殊な能力を持つ子でした」

 芸達者なピーターは十七歳の時、老衰で亡くなった。

 「愛犬の死は悲しいものですけれど、やれるだけのことは、すべてやりつくしたという気持ちもありました。老いていく間も、しっかり寄り添いながら、心の整理とお別れの覚悟をしてきました。一生懸命に生きて寿命を全うしたピーターに対して、『よく頑張ったね』というねぎらいの気持ちが強かったですね」

 大谷さんはダンスの公演やレッスンの合間を縫って、こまめに愛犬たちの世話をしている。毎朝、起きれば屋上にある庭に愛犬たちを出し、餌をやり、天気がよければ散歩に。餌は厳選したドッグフードに加え、キャベツやササミのトッピング。時にはサプリメントを飲ませることも…。

 「愛犬たちはそれぞれのステージで、さまざまなかわいさを見せてくれます。子犬の時の愛らしさ、成犬になり元気の良い時の楽しさ、さらにシニアになり心が通じるように思う親密感。犬の一生は私に素晴らしい時間をプレゼントしてくれます。多頭飼いなので、犬同士のコミュニケーションも楽しめますね」

 今ではポンも十七歳という年齢になっている。

 「ポンは目も見えず耳も聞こえず、嗅覚だけで生きています。以前は自分の強さを主張し、ボスの座を守っていましたが、ここにきて悟りの心境になったのか、自らボスの座を降り、いつも私のことを追い掛けてくるような甘えん坊になりました。人間も年をとると赤ちゃんに戻るといわれますが、それと同じで、どんどんかわいくなっていく」

 ポンと六歳違うパピは、元気なシニア犬。

 「パピはまた違った意味で甘え上手。ピーターが亡くなってから、彼の定位置だった私の横で寝るようになったのは、ポンではなくてパピなんですよ。案外、ちゃっかりしている子ですよね(笑)」

 愛犬たちは、大谷さんを癒やしとくつろぎの別世界に瞬時に連れて行ってくれる大切な存在だという。

 (文・宮西ナオ子、写真・隈崎稔樹)

<おおたに・けいこ> 1952年生まれ。東京都出身。幼少より日舞、クラシックバレエ、イサドラ・ダンカン・ダンス、中国舞踊を習得。中国舞踊の要素を取り入れたモダンダンス「ダンス・ネオ・シノワーズ」を創作し、公演活動を行っている。

 

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