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ハローペット

山田光太郎さんとレオ 劇団一家支える元気な「スター」

レオを抱く山田光太郎さん。「扇子をぱっと広げるしぐさに、レオはいつもびっくりします」=神奈川県内で

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★チワワ(オス 9歳)

 津軽三味線と歌、踊りで華やかな舞台を繰り広げる家族劇団「新★星 山田ふぁみりー」。両親と兄弟の劇団一家のもとに子犬のレオがやってきたのは九年前。三男の末っ子で当時、中学三年だった山田光太郎さんの強い願いで迎えたという。

 「友人が犬を兄弟のようにかわいがっていて、僕もずっと飼いたいと思っていました。そのうち家族みんなでペット店に行き、出会ったのがチワワの子犬のレオ。小さいけれど脚が太くて、とても元気。この犬をぜひ迎えたいと思ったんです」

 だが当時住んでいた借家はペット禁止。そこで山田さんは隣に住む大家さんを説得するべく、その夜のうちに「請願書」を書いた。

 「僕は末っ子で弟がいません。兄たちが僕をかわいがってくれたように、僕もかわいがってあげる弟として犬がほしいのです。責任をもってきちんとしつけすることを約束します…」

 隣のポストに入れると、翌朝、すぐ大家さんからOKの返事が。幼いころから舞台を踏んでいた山田さん、大人の心をつかむ才能にたけていたようだ。

 「両親にも同様に、犬の世話はすべて自分がやると約束し、ためていた貯金でレオを購入しました」

 一生懸命しつけをして「フセ」「マテ」など基本的なことはきちんと習得させた。最初に見込んだ通り、レオは“骨太”で、チワワとしては大きい四・七キロに成長。月二、三回、全国各地の公演へ行くときは、レオも家族の一員として一緒に連れていった。

 「でも楽屋や建物の中にペットを連れて入れない所もあり、ドアの外につないだり、誰かに見ていてもらったり。そうなると僕も心配で舞台に集中できない。二、三年して、お互いのために、レオには留守番してもらうことにしました」

 犬友達の家やペットホテルに預けるが、レオはいつもいい子で待っていてくれる。

 「公演から帰ってくると、必ず大喜びで迎えてくれます。文句ひとつ言わないし、すねることもない。犬ってほんとに素晴らしいなあと」

 やがて山田さんは舞台の花形となり、劇団に欠かせない存在に。一方、レオも家の中心的存在になり、両親も孫のようにかわいがっている。

 「一昨年、散歩の途中で座り込んでしまい、すぐ病院へ連れていきました。いろいろな検査で、血小板減少症と診断。投薬のおかげで、また普通に暮らせるようになりました。元気で明るいレオがいない家は考えられません」

 山田ふぁみりーのもうひとりのスターは“四男”レオなのだ。

 (文・宮晶子、写真・圷真一)

<やまだ・こうたろう> 1992年生まれ。神奈川県出身。父で「新★星 山田ふぁみりー」劇団座長の山田隆二さんに津軽三味線など伝統芸能を習い、幼い頃より同劇団の舞台に立つ。10歳の時、津軽三味線全日本金木(かなぎ)大会団体・小中高生の部で準優勝。5月3日、神奈川県の厚木市文化会館で公演予定。

 

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