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ハローペット

萩原孝一さんとラナ フェイスブックで紹介し人気者に

フェイスブックで紹介され、全国にファンがいるラナと萩原孝一さん=東京都内で

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★フレンチブルドッグ(メス 12歳)

 元国連職員として活躍し、現在は著述業や講演活動で多忙な萩原孝一さんの愛犬はフレンチブルドッグのラナ。高齢ではあるが、毛は輝き若々しい。最近では萩原さんのフェイスブックにもしばしば登場し、人気者になっている。

 特に桜の季節には、「ラナちゃんを探せ」を合言葉に、東京・目黒川沿いの桜の名所を散歩する萩原さんとラナに会うため全国からファンがやって来る。昨年は三十組くらいが訪れたという。

 「長い間、国連職員として海外に住むことが多く、しかもいつ転勤になるか分からないので犬を飼いたくても飼えなかった」。とはいえ、動物好きな萩原夫妻。アフリカ滞在中は、飼っていた二羽のアヒルが数十羽に繁殖してしまったこともあるという。

 帰国し、落ち着いたところで念願のフレンチブルドッグを飼おうと思い、ブリーダーと連絡をとった。そこで出会ったのがラナだった。

 「家に来たのが、二〇〇四年十二月二十四日。クリスマスイブでした。生後二カ月でしたが、その時にある種、運命的なものを感じたのです」

 というのも一九八三年、萩原夫妻には念願の赤ちゃんが授かったのだが、この年十二月二十四日、夫人が妊娠五カ月で切迫流産してしまった。

 以来夫妻にとってこの日は「悲しみの日」となったが、ラナとの出会いで記憶が書き換わった。ラナは、赤ちゃんの胎内写真にそっくりでもあった。

 ただ、こんな運命的な導きとは裏腹に、夫妻は当初、ラナに悩まされることになる。

 「毎晩毎晩激しく鳴いて眠れない。僕たちだけではなく、近所にも迷惑でしたし、肝心のラナの健康状態も心配になり、泣く泣く手放すことにしたのです」

 一カ月後、ラナは実家(?)に戻っていった。

 「しかし、ラナのいない空間は火が消えたようで、妻は毎日、泣いていました。どうしても忘れられない。二人で再度、話し合い、先方に連絡を取って、十分な覚悟の上、引き取ることにしたのです」

 時すでに四月になっていたため、ブリーダーもラナの将来を考えていた。絶妙なタイミングで連絡ができ、めでたくラナは萩原家に戻って感動的な再会を果たした。以後は夜、鳴きもせず自慢の「一人娘」として、まったりと優雅な生活を送っている。ただ…。

 「先日は肺に水がたまり呼吸困難になったことで、ラナファンに多大な心配をおかけしました。高齢になっているので、健康には十分に気を使っています」

 今は毎日、お気に入りのリンパマッサージをしてもらい、幸せな日々を楽しんでいるようだ。

 (文・宮西ナオ子、写真・圷真一)

<はぎわら・こういち> 1950年東京都生まれ。米カリフォルニア州立大大学院、ジョージタウン大大学院修了後、国際開発の道に。2012年27年間在籍した国連を定年退職。アフリカ協会特別研究員、桜美林大非常勤講師。近著に「人類史上初宇宙平和への野望」(廣済堂出版)。

 

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