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ハローペット

KYOKOさんと「チーム・スマップ」 「役者」の表情で華麗なる舞台へ

「チーム・スマップ」のギンバトたちは、KYOKOさんの大切なステージパートナーでもある=東京都内で

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★ギンバト(10〜16歳)

 国内外のマジックコンテストで数々の賞を受賞し、米国、韓国、中国、ドイツなど各国のショーでも多くの称賛を受けてきたKYOKOさん。ペットは「チーム・スマップ」と名付けた五羽のギンバト(ジュズカケバトの白変種)。ショーを華やかにもり立てる大切なステージパートナーでもある。

 「十六年前にマジックの世界に入ったとき、手品で使うハトを五羽いただき、自宅に連れ帰りました」。自分の手から餌を与えて慣らし、一〜二メートル離れたところから呼べば戻って来るように訓練した。デビュー時から今も残っている三羽を含めみんな仲良し。チーム名は、当時から大人気だった五人組アイドルグループにちなんで付けた。

 「それぞれ個性があり、稽古が好きな子もいれば、嫌いな子もいる。要領よく本番だけ役割を果たす子もいます。本番と稽古の違いを理解しているように思いますね」

 本番二時間前から餌を抜き、独特の運動をさせて備えるが、それが始まると、ハトたちの表情は「役者」に変わっていく。

 「これから本番だと分かるようです。そして私の気持ちに反応し、私が緊張すると、一緒になって緊張しているのも分かります」

 もともと夜は苦手のハトたちだが、マジックショーなどのステージは夜が多い。

 「ステージ上は明るいので頑張ってくれますが、時には居眠りしている子も(笑)。舟をこいで、かわいいのですが。また大きく羽ばたいてほしいのに、横を向く子も。振る舞いはさまざまですが、本番が終わって拍手がくると、ハトたちは『いい餌をくれるのだろうな』というような期待に満ちた顔をしますね」

 十六年間共演を重ねてきたこともあり、ハトたちの心はよく分かる。とはいえ、海外公演のときは、このベストパートナーたちを連れていくわけにはいかない。

 「現地でハトを用意してもらいますが、訓練されていない普通のハトが現れて驚いたことも」

 最近では、着物姿で行う独自のスタイルで人気を博し、海外から招かれることも多い。日本国内では、多くの小学校で日本の伝統芸能の一つとしてレクチャーもしている。

 「世界広しといえども、独自の手品を持っている国はロシア、中国、インドそして日本だけといわれています。日本では、奈良時代の文献に古来の手品のことが出ていますから歴史は古い」

 今年は、正会員になっている日本奇術協会創立八十周年。ますます腕に磨きをかけているKYOKOさんとハトたちは美しく輝いていた。

 (文・宮西ナオ子、写真・戸上航一)

 <きょうこ> 大阪府出身。2003年から09年までの間に、日本奇術協会が選ぶ「ベストマジシャン」などの第1位に4回輝く。06年には、米国の世界的なマジック専門会員制クラブで、ハリウッドの奇術の殿堂「マジックキャッスル」にゲスト出演。

 

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