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ハローペット

涼風真世さんとココア 上目遣いで訴え 今や相思相愛に

「すっかり魅了されています」と愛犬ココアを抱き上げる涼風真世さん=東京都内で

写真

★ロングコートチワワ(メス 6歳)

 スラリとした長身の涼風真世さんに抱かれた体重二キロほどの小さなココアは、聞き分けよく、静かに撮影に応じていた。ところが終了の瞬間、カメラマンにほえまくる。近くを通る人にも手あたり次第に。まるで“犬が変わった”かのよう…。

 「おとなしいから変だなと思っていたら、やっぱり“犬をかぶって”いたのね(笑)」と涼風さん。何かスイッチが入ると激しくほえるという。対象は男性、宅配便など制服を着た人…。もしかしたら過去に原因があるのかもしれない。

 「実はレンタル犬だったんです」

 子犬の時からレンタルされ、それがストレスになったのでは。レンタル先からペットのレンタル店に戻ったとたん、激しくぬいぐるみを振り回したこともあったという。

 ココアは自分の立場を知り、けなげにも仕事中は「いい子」にする習慣を身に付けたのだろうか。涼風さんがそんなココアと出会ったのもレンタル店だった。

 もともと涼風さんは子どものころに狆(ちん)を飼っていた。十五歳で亡くした時、悲しさに打ちのめされ、以後、犬を飼う勇気が湧かなかった。それに当時住んでいたマンションは、ペット飼育禁止。

 しかし犬のいない暮らしは味気なく、思い余ってレンタル店に足を運んだのだった。

 「最初はトイプードルを借りたかったのに、ココアが『私を借りて〜』と上目遣いに訴えてきたんです(笑)」

 一日一緒に過ごすと、すっかり魅了されてしまった。その後、何度かレンタルを繰り返すうちに、家の子として迎えたいと切望するようになった。

 交渉してココアを譲ってもらったのが三年前。同時に「ペット可」のマンションに引っ越した。以後、ココアのことをわが分身のように思い、大切にしている。

 「ココアが私を思っている以上に、私がココアのことを思っているかもしれません」

 外出中は、モニターを設置して留守中の様子を見守り、地方で長い期間の舞台があれば、ペット可能の短期賃貸マンションを探し、ココア同伴で移動する。

 今年九月には二十年ぶりにニューアルバム『Fairy(フェアリー)』をリリース。十二月にはデビュー三十五周年記念コンサートを開催する予定。ココアに癒やされ、仕事も順調だ。

 「今年は私にとって、とても実りの多い年。ココアも新聞に初登場。女優デビューのすてきな年になったかな?」

 ココアが長い舌を出して笑ったように見えた。

 (文・宮西ナオ子、写真・圷真一)

 <すずかぜ・まよ> 宮城県石巻市出身。1981年に宝塚歌劇団入団。91年、月組トップスターに。93年退団後は舞台、テレビ、声優として活躍。2008年菊田一夫演劇賞を受賞。宮城県の魅力をPRする「みやぎ絆大使」を委嘱されている。詳細はオフィシャルブログ(名前で検索)で。

 

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