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ハローペット

浜博也さんとチャッピー 家族の位置づけ 順位は妻が一番

「言いつけをきちんと守ってくれます」と目を細めてチャッピーを抱き締める浜博也さん=東京都内で

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★ヨークシャーテリア(オス 15歳)

 チャッピーは十五歳。人間でいえば、かなりの長寿だ。目は白内障になり、耳は遠いという。歌手の浜博也さんの膝に鎮座していた。

 「あれ? 珍しいな。今日はずいぶんおとなしい」

 家では、宅配便の人との会話がままならないくらい激しくほえる。浜さんの帰宅時もほえまくる。寝るときも、後から浜さんがベッドへ入ると、がうがうと怒る。

 「チャッピーにとっての位置づけは妻が一番、次がチャッピー、そして僕が最下位(笑)。僕が溺愛して、わがままに育てた結果です」

 とはいえ取材時は、温和で優等生のような振る舞い。

 「そういえば先日も、旅行でペットと泊まれるホテルに宿泊し、食事をしたとき驚かされました。十組くらい家族がいて、他の犬がほえているのに、チャッピーだけはおとなしくしていたからね」

 臨機応変に「猫をかぶる」犬なのかも。それに人間の言葉を理解できるらしい。

 取材が決まってから、ことあるたびに「君が主役だ。取材のときだけは頼むからおとなしくしていてくれ」と伝えてきたという。言いつけをきちんと守る「忠犬」なのだ。

 別の逸話も。「チャッピーが六、七歳のころ、僕はある番組に出演するため、当分の間、朝七時に起きる必要がありました。そこで『明日七時に起こしてくれよ』と頼んで寝たら、本当に翌朝、僕の顔の上に乗ってきて起こしてくれたんですよ!」

 時計を見ると午前六時五十五分。最初は偶然かと思った。しかしそれから三日続けて同じ時間に起こしに来た。四日目はさすがに飽きたらしく、続かなかったが、たまたまとは思えないエピソードだ。

 浜さんは大学時代、男性コーラスグループ「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」のリーダー鶴岡さんにスカウトされたシンデレラボーイ。その後ソロ歌手になり、チャッピーを家族に迎えたころにリリースした歌が「おまえに逢(あ)いたい」だ。

 「実際にこのときはチャッピーがかわいくて、会いたくてたまらなかった(笑)」

 以後仕事も順調に進み、今年七月には「似た者どうし」をリリース。父を歌ったもので、年を重ねるにつれて父の気持ちが分かってきたという歌だ。

 「僕は若いころ、おやじに迷惑をかけてきた。でもこの歌で、歌好きのおやじに恩返しできたらうれしい」

 そんな浜さんの後ろ姿を見て、チャッピーも親代わりの浜さんに尽くしているのかもしれない。

 (文・宮西ナオ子、写真・淡路久喜)

 <はま・ひろや> 1962年、山形県生まれ。82年、男性コーラスグループ「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」の3代目のリードボーカルとしてデビュー。94年にソロ活動を開始。2012年、デビュー30周年を迎えた。

 

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