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ハローペット

黒木じゅんさんとモコ 子どもの頃から犬は特別な存在

黒木家の“一人娘”という愛犬モコを優しく抱き締める黒木じゅんさん=東京都内で

写真

★マルチーズ(メス 3歳)

 純白に光る毛並みのモコ。撮影した都会の喧騒(けんそう)が物珍しかったのか、キョロキョロして落ち着かない。そんなモコの耳元で、歌手の黒木じゅんさんがささやいた。モコは安心したように、次第にくつろぎ始めた。黒木さんは犬の心をつかむのが巧みなようだ。というのも子どもの頃から、数多くの犬たちと暮らし、守られてきたのだった。

 「僕が二歳の時、歌手だった父、黒木憲が『霧にむせぶ夜』を大ヒットさせて超多忙になりました。一人っ子の僕に寂しい思いをさせないようにと、犬を飼ってくれたのです。だから犬は特別な存在ともいえるんです」

 シェパードを外で、チワワ、シーズー、マルチーズ、スピッツなどを室内で飼っていた。この犬たちは黒木家をしっかりと守ってくれた。

 「泥棒に入られそうになったことが三回あります。シェパードは玄関にいたのですが、泥棒は裏口から侵入しました。三回とも小型犬たちが激しくほえ、撃退したようです。僕たち人間は何も知らずに寝ていて、朝になって、窓が割れているのを見つけて驚きました」と笑う。

 なんと優秀な犬たちだろう! 外飼いのシェパードは、小型犬たちの保護者的存在でもあったという。

 「たまに家の中にいる小型犬が脱走を試みると、シェパードが跡を追い、保護しながら連れ戻しました。必ず自分が車道側を歩き、小型犬を車から守っていました」

 もちろん黒木少年を守るのもシェパードの役割だった。

 「僕が自転車に乗っていると、彼はいつも三歩下がってついてきてくれました」

 黒木少年は昆虫採集も好きで、夜中に一人でカブトムシやクワガタを採取しに行くこともしばしあったが、その際も必ずついてきて、そばから離れなかったという。

 「ある時、授業中に外を見たら、シェパードがじっと僕を見ていました。これには驚きましたね。慌てて家に連れ帰ったことも…」

 こうして犬とは親密な縁を結んできた。特に歴代のメス犬たちは、黒木さんにぞっこんで従順だった。今、そんな黒木家の「一人娘」として愛されているモコは果報者なのだが…。

 「今までの犬たちとは少し性格が違うみたいです。以前の子たちは、みんなおとなしかったのですが、モコは子どもっぽく、やんちゃで甘えん坊。激しさが違う(笑)」

 私生活ではすてきな配偶者と巡り合った黒木さん。今秋には父の没後十年など再出発の年のディナーショーも開催予定。満ち足りた黒木さんの心情を知り、モコは心おきなく黒木さんに甘えているのかもしれない。

 文・宮西ナオ子、写真・圷真一

 <くろき・じゅん> 東京都出身。1991年、デビュー曲「やせがまん」を唐木淳(からきじゅん)の名前でリリース、第33回日本レコード大賞最優秀新人賞など13の新人賞を受賞。今年春には「いのちの花だから」を黒木じゅんに改名してリリース。27日に東京・高輪でディナーショーを開催予定。詳細はオフィシャルサイト(名前で検索)で。

 

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