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新田明臣さんとピース 元格闘家が夢見る小さな動物王国

新田明臣さんと、人なつこいフクロウの「ピース」=東京都内で

写真

★サバクコノハズク(推定オス 1歳)

 元キックボクシングの世界チャンピオンで、格闘技のK−1でも活躍した新田明臣さん。現在は東京都内のキックボクシングジムの代表を務めている。そのジムでアイドル的存在となっているのが、フクロウの仲間のサバクコノハズク「ピース」だ。

 新田さんの手の上にのるほどの大きさで、ジムの会員が来るたび声をかけていく。みんなの人気者なのだ。

 ピースが来たのは昨夏。

 「猛きん類専門のペット店で見つけました。たくさんの種類のフクロウがいたんですが、これだと思うのがいなくて帰ろうとしたんです。でも最後に店の人に紹介された小さなフロクウにピン!ときました」

 子どものころから動物好きだったという新田さん。犬や猫とも暮らしていた。

 「ムツゴロウさん(作家の畑正憲さん)の動物王国にあこがれていましたね。進路を決めるときも、動物関係か冒険家か格闘家か…と悩みました」

 結果、格闘家となって活躍したのだが、現役を引退してから、子ども時代の気持ちに再び近づいてきたという。

 「三年前から肉を食べるのをやめたんです。牛や豚にも親しみを感じていて…。世界平和を願う気持ちも強くなりました。ペットを飼いたいと思ったのも、精神的なゆとりができたからでしょうね」

 間もなくリスザルの「ラブ」も迎えた。

 「ラブはよく遊びにいくペット店にいたんです。他の動物はみな客に寄ってくるのに、ラブはいつもケージの中で毛布にくるまり寂しそうにしていた。心配で、この子を幸せにしてやりたいなあと」

 ラブをジムに連れてくると、その愛らしさで大人気に。するとピースは焼きもちを焼いたのか、自ら人の前に飛んできて、アピールするようになったそう。

 その後、ラブは体が弱いことが分かり、ジムに連れてくるのはピースだけに。

 「ピースは水浴びする様子なんか、とてもかわいいんですが、生き餌を食べるし、カラスを見て興奮して、体がビューンと縦に伸びたりするんです。野生のままだなあと面白いですね。夜、うちで寝るとき明かりを消すと、とたんに部屋中バタバタ飛び始めますよ。時々僕の胸の上に降りてきては、くちばしでツンツンして。ラブも僕の胸の上にのって寝ています」

 異種の一羽と一匹がまるで、きょうだいのように一緒に過ごすのがほほ笑ましい。

 ジムには数年前から育てて大きく成長した二匹のカメも。新田さんの小さな“動物王国”は、愛と平和の象徴なのだ。

  (文・宮晶子、写真・圷真一)

<にった・あけおみ> 1973年生まれ。東京都出身。2000年にキックボクシング世界チャンピオンに。K−1などでも活躍、ジム「バンゲリングベイ」を経営。08年に現役引退。11月21日、東京で同ジムの興行「縁」開催予定。問い合わせはジム=電03(6905)6573。

 

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