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ハローペット

一条聖矢さんとキューブ、フー 波瀾万丈の日々 共に過ごし感謝

「私を見守り、救ってくれました」と、愛犬のキューブ(上)とフーを抱きしめる一条聖矢さん=東京都内で

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★犬(メス 4歳、2歳)

 月収が千五百万円から八万円に落ちたり、建設業やホストクラブで働いたりと波瀾(はらん)万丈な生活をしてきた、という歌手の一条聖矢さん。

 「特に歌手デビューをしてから、ずっと見守り救ってくれたのが、愛犬たち」と、しみじみ語った。

 愛犬は五匹だが、取材時に同行したのが二匹。少し神経質だが賢く、人間の心を読んでしまうというキューブと、大物風で、おっとりと構えているフーだ。

 歌手を志したのは、にしきのあきら(現・錦野旦)さんのステージに魅了されてから。錦野さんの付き人となり、前座歌手などを務めた後、一九九九年に「過ぎた日々に」で本格的にデビューした。

 最初の愛犬、ポメラニアンのティアラ(メス 十七歳)を迎えたのはこの頃。「当時はお金もなかったのですが、ペットショップで目が合い、とりあえず前金を払い、あとは分割で求めました」

 その後、順調に仕事が増え、持ち歌も次々にリリースしてきた。しかし「愛犬も増えていったので、収入はすべて犬の餌とペットシーツ代に消えてしまいます(笑)」

 「この仕事には波がありますし、つらいことも生じます。実は、付き人時代にステージで倒れたことがきっかけで、今もそのトラウマ(心的外傷)で、時々、震えと目まいに襲われるのです」

 そんな時、特に愛犬の存在が大いに頼りになる。とはいえ上の二匹は高齢になり、撮影に同行しなかったマーブル(メス 六歳)は孤独を好む。一方、キューブは人間の気持ちを察して気を使いすぎる。そこで今はどこに行くのも、あっけらかんとしたフーを連れていく。先日、交通事故に遭ったというが、そのときもフーが一緒だった。

 「突進してきたトラックとぶつかりました。私はむち打ち損傷になりましたが、フーは傷一つなく、けろりとしていましたよ」

 「お守り」的存在にもなっているようだ。でも、この性格が時に、危険も顧みず、思いもよらぬ“事件”を引き起こす。冬の寒く真っ暗な晩、フーは陸地と間違えて海上に飛び出し、船から落ちてしまったことがある。

 「どこにいるのかよく見えない状態でしたが、犬かきで泳いできました。私も海に飛び込み抱き上げようと…ひと苦労でしたね(笑)」。無事救出して、今では笑い話だ。

 「日々、いろいろなことが起きますが、このように歌って、愛犬たちと共に過ごせることに感謝しています」

 さまざまな苦難を乗り越えてきた一条さんは、キューブとフーに頬ずりした。

  (文・宮西ナオ子、写真・木口慎子)

<いちじょう・せいや> 1965年、東京生まれ。子役として活動を始めたが、中断。その後さまざまな仕事を経て99年に歌手デビュー。9月25日に東京・新宿で、ディナーショーを予定。活動の詳細はオフィシャルサイト(名前で検索)から。

 

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