トップ > 暮らし・健康 > ハローペット一覧 > 記事

ここから本文

ハローペット

森陽子さんとポーコ、うずら ブラジル音楽で 幸せなうたた寝

森陽子さんと愛犬ポーコ(右)、うずら。傍らのカポエイラの楽器を弾くと、「犬たちはお昼寝します」=東京都内で

写真

★ミニチュアダックスフント(メス 10歳)、ミックス(オス 10歳)

 ブラジルの国技カポエイラは、音楽にのせダンスのような技を繰り広げる伝統文化の側面もある格闘技。森陽子さんは、米国ロサンゼルスに本部がある「カポエイラバトゥーキ」日本支部代表として、日本のカポエイラ普及に貢献している。

 「若いころは修業で海外へ行くなど忙しい生活でした。十年ほど前、仕事も落ち着いてきたので、念願の犬を飼うことにしました」

 鼻が長い犬が好きなので、ペット店でミニチュアダックスフントを選んだ。ポルトガル語で「少し」という意味の「ポーコ」と命名。

 その後間もなく、知人の家に子犬が生まれ、飼わないかとの話が…。ミニチュアダックスとチワワのミックスで、なんとも個性的な姿にひかれた。名は「うずら」。

 「うずらは七カ月まで親兄弟と育ち、社交的でのんびりした性格。でもポーコがとても人見知りなので、試しにうずらを家に連れてきました」

 時間がたっても、二匹はなかなか近づかない。だが森さんが掃除機をかけたとたん、ビックリして思わず身を寄せ合った。「それがきっかけで仲良くなっちゃいました」

 一緒に暮らすようになっても、性格は正反対のまま。

 「敏感で繊細なポーコは、地震が来る数秒前に察知して、ワンワン! でもうずらのほうは、グラグラ揺れても平気で居眠り。その違いにいつも笑ってしまいます」

 何事もとことんやるタイプという森さんは、二匹の世話も念入りに。毎日の歯磨きからシャンプー、トリミング、肛門腺(せん)のお手入れまで自分でこなしてきた。

 だがこの春、ポーコに思わぬ病気が発覚。

 「目の下が少しはれて、口臭があったので、動物病院で検査したら、歯周病で歯茎の奥が炎症を起こしていると。つい最近まで歯がきれいと褒められていたのに、ショックでした」 

 歯を二十四本抜くことになったポーコだが、幸いすぐに回復し、食事も元通りに。ポーコもうずらも若々しく、毛並みも美しい。

 森さんにとって、犬たちは人生の幸せを教えてくれる存在だという。

 「忙しいときに犬たちを見ると、はっとするんです。ポーコやうずらは何の欲もなく、ただ日々を楽しく生きている。それだけで幸せなんですね。ブラジルの人たちが、カポエイラやサンバを心から楽しむのも、同じ幸せを感じるからだと思います」

 森さんがカポエイラの楽器を練習すると、気持ちよさそうに眠ってしまうという二匹。ブラジルのリズムに夢見心地なのかもしれない。

  (文・宮晶子、写真・石井裕之)

<もり・ようこ> 1978年生まれ。東京都出身。「YOKO」の名でダンサーとして活動。2003年「カポエイラバトゥーキ」日本支部代表となり、首都圏を中心に教室を開く。ダンスエクササイズプログラム『POMBA』を制作・監修、宝塚歌劇団の振り付けも。著書に『「POMBA」で即やせ!』。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索