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東京太さん・ゆめ子さんとエルザ 「お手」に「お座り」 言葉もばっちり!?

東京太さん・ゆめ子さんと愛猫エルザ。「抱っこさせてくれるのは僕だけ」と京太さん=千葉県内で

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★猫(メス 1歳)

 夫婦(めおと)漫才コンビの東京太さん・ゆめ子さん。ステージでは「茶椀(わん)洗わないとご飯作ってあげない!」とのゆめ子さんのツッコミに、京太さんが「はい、洗います」と気弱に答える。実際、京太さんはまめに家事をこなし、茶椀洗いはもちろん、愛猫「エルザ」の食器洗いと猫トイレ掃除を毎朝欠かさない。

 「私が起きるともう、どれもこれもピッカピカ」とゆめ子さんも満足げだ。

 こんな夫妻と暮らすエルザは、まだあどけなさが残る茶トラの雌。昨年六月、隣家との境で鳴いていたところを救出された。

 「野良の母猫が隠していたんでしょうけど、やせて弱っていて、このままでは死んでしまうと」

 これまで七匹もの犬を飼ってきた夫妻。五年前に最後の一匹を見送り、「もうペットは飼わないつもりでした」。

 そこに現れた子猫。かつて犬が愛用していた籐(とう)椅子で、幸せそうに眠る姿は天使のよう。ミルクを与えて大事に育てた。「まあ、かわいいったら。でも、あっという間にあっちこっちに上るようになり、家中が猫小屋状態。特注した障子もバリバリ。これは家の改修費が必要になると」

 子猫を宝くじの招き猫にと願いを込めて、韓流ドラマ「金よ出てこいコンコン」から『コンコン』と命名。ところが「そんな名前、せこい、感じ悪い」と周囲の反対に遭い、次に思いついたのが「野生のエルザ」。

 というのも子猫はアビシニアンの血が入っているらしく、細身の体形で運動神経も抜群。なかなか人に触らせないところも野性的?

 「抱っこできるのは京太だけで、私の膝にものってきません」

 そのくせ甘えん坊で、ゆめ子さんが入浴すると、風呂のドアの前で「ニャンニャン(早く出てきて!)」と鳴く。

 「猫ってほんとに自分勝手なんですね。少しでもしつけができないかと、『おちゃんこ(お座り)』と『お手』を教えたんですよ。犬には一度も教えたことがなかった私が。そしたら覚えたんですよ! おちゃんこ、お手を」

 気をよくしたゆめ子さん、今度は一生懸命、言葉の特訓を始めた。「私はママよ、ママと教えたら、この前、『マーマ』って!」

 「そんなの、あんたの気のせいでしょ」と今度は京太さんがツッコミ。「エルザは僕の言葉を理解してるんですよ。おみやげ、と言えば跳んでくるし、おやすみ、と言えば僕を寝室まで見送ってくれるんです」

 エルザをめぐる夫妻の会話は、ステージ以上に盛り上がっているかも?

  (文・宮晶子、写真・由木直子)

<あずま・きょうた、ゆめこ> 京太さん(1943年生まれ、栃木県出身)は「東京二・京太」のコンビとして活動後、93年にゆめ子さん(50年生まれ、北九州市出身)と夫婦漫才のコンビ結成。2010年、文化庁芸術祭賞大衆芸能部門で大賞受賞。出演情報は、落語芸術協会のホームページ(名称で検索)で。

 

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