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ハローペット

雷門小助六さんと愛猫たち 1匹が2、3、4… 枕には多すぎて

雷門小助六さんの愛猫チョコ(左)と小判=千葉県内で

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★猫(メス13歳、13歳、12歳、オス8歳)

 落語家雷門小助六さんの家には四匹の猫がいる。出会いはいつも八月だった。

 「うちは祖母の代から猫好きで、僕も子どものころから『良太』という猫と一緒に過ごしてきました。良太が死んでから、知人の紹介でアメリカンショートヘアのミックス『ハッピー』がやってきました。十三年前の八月でしたね」

 その後間もなく、ハッピーの姉の「茶々」が来た。もらわれた先の人が猫アレルギーだと分かり、実家に戻されたと聞き、「それなら一緒にうちで飼おう」と決めた。

 よく似た姿の姉妹猫は、仲良くくっついて、遊んだり眠ったりとほほえましい。そこへ翌年、個性的なメス猫「チョコ」が加わった。

 「八月のどしゃぶりの夜でした。父が『外から子猫の鳴き声が一晩中聞こえていた』と。朝、周囲を捜すと、草むらで発見。チョコレート色の目をしているのでチョコ。豪雨からサバイバルしたせいか、体に水がかかっても平気だし、菓子皿に顔を突っ込んでせんべいを食べたり」

 さらに四年後の八月、またもや近くで「子猫の鳴き声がする」と母。植栽の中から子猫の「小判」を発見。唯一のオスで、母にべったりの甘えっ子になった。

 落語で猫の噺(はなし)をすることも多い小助六さん。噺の枕に飼い猫を話題にするのが常だが、四匹になってちょっと困っているとか。

 「前は『うちで猫を二匹飼ってましてね』と始めていたのが、『三匹飼ってましてね』として、ここまではよかった。『四匹…』と言うと、お客さんが、えっ?という顔をしてざわつきます。『この人、四匹も飼ってるって!』『どんな家なの?』とみなさんの興味がそっちにいってしまい、本題にひっぱりにくくなるんです。だから高座では四匹飼ってると言えなくて…」

 そんな飼い主の悩み?も知らず、平和な日々をおくる四匹。特に小助六さんになついているのは茶々とチョコ。帰宅すると、まず茶々が出迎えにきて、ニャーニャーいいながら机やパソコンの周りをスリスリ。ひとしきり遊んで去ると、それまで遠目に見ていたチョコが待ってました!とばかりにやってきて、肩にのったりしてゴロゴロ。

 さらにチョコは、毎晩小助六さんを二階の寝室まで見送り、朝は寝室まで迎えに来て、洗顔が終わるまで横についているという「忠猫」ぶり。

 「チョコは人前ではクールを装うくせに、僕とふたりっきりになるとすごく甘えてくるのが不思議なんですよね」。かつて拾ってくれた恩義からか、チョコの愛は猛暑よりアツいようだ。

  (文・宮晶子、写真・稲岡悟)

<かみなりもん・こすけろく> 1982年生まれ。千葉県出身。99年に雷門助六さんに入門。2013年に真打ち昇進、三代目雷門小助六を襲名。寄席のほか全国各地の学校での口演も多い。千葉の聖徳大学オープン・アカデミー講師も。活動情報は公式サイト(名前で検索)で。

 

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