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<食べきりのすすめ> (上)家庭で減らす食品ロス

黒豆のマスカルポーネあえ

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 まだまだ食べられるのに、捨てられてしまう「食品ロス」。日本では年間600万トン超が発生しているが、その半分近くを出しているのは私たちの家庭。解決策は、まずは食べ残さないこと。元旦からおせち料理を食べ続け、「飽きてきた」と感じている人もいるかもしれないが、一工夫すれば食欲をそそる別の料理に生まれ変わる。年頭におせちをおいしく食べきって、食べ物に感謝する年にしよう。

 「おせちは保存食なので、もともと味が濃い。それが、飽きやすいという人もいる理由の一つです。味の濃さが和らぐようにすると食べやすくなります」。ベターホームのお料理教室講師の林啓子さん(58)はこう話す。

栗きんとんパイ

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 黒豆は甘みが強いため、量が多すぎると食べきるのが大変だ。しかし、ホットケーキに混ぜたり、チーズと一緒に食べたりすれば、甘さが良いアクセントに。ワインと合わせると甘さも和らぎ、大人の味わいになる。

 栗きんとんも、市販のパイ生地に包んで焼くだけで、おいしいスイーツに早変わり。口に運ぶと、くどかった甘さがむしろちょうど良くなる。ジャムのようにトーストに塗るだけでもいけそうだ。

 しっかり味が付いた煮しめは、酢飯に混ぜてちらしずしに。細かく刻んでから入れると、食感も変わる。余っただて巻きも加えれば見た目も華やかだ。

 苦手なものも細かく刻むと食べやすい。例えば、カズノコがどうも…という人は、細かくしてからキュウリやリンゴなど歯応えのある食材と組み合わせれば、カズノコを生かした心地よい食感が楽しめる。

煮しめとだて巻きのちらしずし

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 四日の(下)は、食べ残しの温床となりがちな宴会での知恵を探る。

 (河郷丈史)

<黒豆の赤ワイン漬け>

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<カズノコわさびマヨあえ>

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 <食品ロス> 環境省によると、2015年度の国内の食品ロスは646万トン。国民1人当たり茶わん1杯分の食べ物を毎日捨てている計算で、国連世界食糧計画(WFP)の年間の食糧援助量の約2倍に上る。このうち家庭から出るものは289万トン。期限切れなどで手付かずのまま捨てられる「直接廃棄」、野菜の皮をむきすぎるなどの「過剰除去」、「食べ残し」の三つに分類されるが、「食べ残し」が114万トンで最も多い。

 

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