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太らず乗り切る極意 宴会続く年末年始

中野絢子さん

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 忘年会や新年会など、宴会が続く年末年始。寒くて運動不足なところに連日の飲み食いが重なり、この時期に毎年太るという人も少なくないだろう。そこで、食生活の改善を指導している「大雄会ルーセントクリニック」(名古屋市西区)の管理栄養士、中野絢子さん(32)に、太らずに宴会シーズンを乗り切る極意を教わった。

◆3食欠かさず

 「食べ過ぎた翌朝に食事を抜くのは逆効果です」。宴会の翌朝、前夜に食べたものを思い出してぞっとし、朝食を抜いたことがある人は多いだろう。しかし、中野さんが真っ先にだめ出しするのはこの行為だ。

 絶食すると体が飢餓状態になり、次に食べた食事や間食のエネルギーを使わずに、備蓄として体にためこもうとする。このため、食事を抜いて一時的に体重が減っても、それは胃袋が軽くなっただけ。ぜい肉が落ちたわけではない。むしろ、次に食べたときには、体は勝手にぜい肉を付けるのだ。中野さんは「宴会シーズンでも、必ず三食取るのが基本です」と話す。

◆和食メインで

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 中野さんがすすめるのは「いわゆる和食」。肉より脂肪がつきにくい魚をメインにして、脂肪の分解を早める大豆や海藻、緑黄色野菜を使った料理を積極的に取る。こんなメニューなら胃にも優しい。

 ダイエットのため、炭水化物を抜く人もいるだろう。だが、この方法も「絶食と同様、脂肪が付きやすくなる恐れがあります。おすすめなのはごはん。小麦粉を使ったパンなどより脂質が少なく、太りにくい」という。食べ過ぎてから悪あがきをするのでなく、宴会の前日から食事量を普段の六〜七分に、糖質や脂質は基礎代謝に必要な量だけにして、宴会の翌日まで続ける。腹六分目ほどで、基礎代謝に必要な糖などは摂取できる。

 ただ、ときにはお肉や甘いものが食べたくなるのが人のさが。そんなときは「目分量でお肉などの二倍の野菜を食べれば大丈夫。野菜に含まれるビタミンやミネラルが脂肪の吸収を抑え、排出を助けてくれます」。調味料を自分で控えめにできるので、外食より自炊がおすすめだ。

 食べ物だけでなく飲み物も要注意。お酒は体内でアルコールを分解してからでないと、尿として排出されない。このため、飲みすぎたと感じていても、分解に必要な水分は不足していることが多いため、「こまめな水分補給を」と中野さんは呼び掛ける。

◆水分しっかり

 脱水状態の解消には、目安として一日「体重一キロにつき三十ミリリットル」の水分が必要。汁物なども含むため、食事以外では午前と午後に加糖でない飲み物を五百ミリリットルずつ飲むとよいという。

 水分が足りないと代謝が落ちるため、脂肪の蓄積を早めるおそれがある。「冬場は水分摂取が不足しがちなので、より注意が必要です」と中野さんは言う。

 最後に、宴会での食べ方も教えてもらった。まずは空腹で行かないこと。一気に食べると、血液中の糖(ブドウ糖)の量を示す血糖値が急激に上がる。するとそれを抑えるために、糖を一時的に細胞内に取り込む活動が始まる。そして、細胞で使われなかった糖は、脂肪となって蓄積される。中野さんは「小さなおにぎりを一個つまんで行くだけでも、脂肪になりにくいです」と勧める。

◆我慢もすべし

 宴会中はまず、脂肪の吸収を抑えてくれる野菜をしっかり食べたい。食物繊維が胃の中で膨れてくれるので、満腹感も得やすい。枝豆やスルメイカのあぶり焼き、刺し身も代謝を促進するビタミンB群が豊富だ。終盤になったら、酒からお茶に切り替え、アルコールを分解しよう。そして、最後にもう一押し。「締めのラーメンを我慢できれば、文句なしです」

 (添田隆典)

 

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