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<おやじ塾> ワイシャツの手入れ編(下)

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 ワイシャツをパリッと仕上げるために欠かせないのがアイロンがけ。せっかく染みの落とし方(十一日)を学んでも、シャツがよれよれでは台無しだ。とはいえ、アイロンがけは面倒と思う人は少なくないはず。できるだけ手間をかけずに、きれいに仕上げたいものだが…。

 記者(三十六歳独身)の好きな家事の一つが実はアイロンがけ。パリッと仕上がったときや、そのシャツに袖を通したときの爽快さはなかなかのもの。とはいえ、どこからどの向きにかけると、変なしわが付かずに済むのかはいまだに分からない。日によって、襟からだったり袖からだったりまちまちになっている気がする。

 「順番がばらばらだと、アイロンがけの途中でしわが付きやすいですよ」。インターネットの宅配クリーニングサービス「リネット」を展開する「ホワイトプラス」(東京都品川区)の近藤高史さん(38)に聞くと、早速、ダメ出しされた。

 近藤さんが勧めるのは、襟→袖→身頃の順。面積が大きい身頃を最後に回すのがこつ。しかも、「要点を押さえれば、細かい手間はかなり省けます」と教えてくれた。

 まずは襟。近藤さんは「襟は裏地だけでOK」と話す。素人の感覚だと表側こそ大事な気がするが、「襟にアイロンをかけると、先端にしわが寄りやすく、表側だとかえって目立つからです」。片手で襟の端を引っ張りながら、二度ほどゆっくり裏地にアイロンを当てる=写真(1)=と、表側もきれいに仕上がる。

 続いて袖。記者は、片面をかけた後、ひっくり返すとアイロンじわが付いていることがしばしば。近藤さんは「袖は事前のひと手間が大事」と言う。脇下から袖口にかけての縫い目に沿って生地をそろえ、表面を手でなでながら、両面のしわをのばしておく。そのうえで、袖口から付け根に向かってコの字を描くようにアイロンを滑らせる=同(2)=と、しわが付きにくい。カフスは襟と同様、裏地だけでいい。

 身頃もまず脇下の縫い目に沿って前後を重ね、袖と同じ要領でしわをのばしておく。こうしておけば、身頃を重ねた状態でアイロンをかけてもしわが付かず、前と後ろを別々にかけなくていい。胸の辺りを片手でしっかり押さえ、アイロンを胸から裾へ向かって一直線に滑らす=同(3)=のが、ずれないこつだ。ボタンの部分も裏側からゆっくり当てれば十分で、ボタンは外したままでいい。

 近藤さんによると、しわをきれいに取るなら、生乾きの状態がベストだという。乾ききった状態なら、三十センチほど離したところから霧吹きを全体にかけ、手でもむと水分が行き渡る。逆に、脱水してすぐは「生地が焦げるおそれがあり、お勧めしない」。

 干し方を工夫する手もある。袖と前後の身頃を一緒に、逆さまにしたスラックスハンガーで挟み、重しとして石や電池などを入れたポリ袋を掛けておく=同(4)=と、しわがのびてアイロンが楽になる。

 「慣れてくれば、五分もかからずにかけられるようになります」と近藤さん。アイロンがけをマスターして、家族のシャツやブラウスもかけてあげれば、家庭内で一目置かれること請け合いだ。

 (添田隆典)

 

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