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「くらしの作文」が本に 胸に響く153編を収録

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 生活面で長年親しまれている「くらしの作文」が本になった=写真。最近作を中心に百五十三編を収録する。読者にとって「毎朝一編の楽しみ」だった作文がまとまって本になり、繰り返し読んで楽しめる。

 失った指輪が二十五年ぶりに畑で見つかった「指輪」や、亡くなった息子の愛車で最後のドライブをする「時の流れ」など、心がじんわりする名作がそろう。

 収録作の筆者の世代は十代から百歳までと幅広い。子育てだったり、孫の溺愛ぶりだったり、それぞれの暮らしの中で経験したことや感じたことを、率直な筆致でつづっている。

 「くらしの作文」は一九五二(昭和二十七)年に「日々の生活に“心のともしび”をともす『くらしの作文』を募集します」との呼び掛けで始まった。戦後の子育ての思いを描いた初期の作文から「くらしの歴史」をたどる内容も盛り込んだ。

 雑誌「暮しの手帖」の澤田康彦編集長は「見知らぬ誰かの普通の暮らしが、金色に輝く153の瞬間に立ち会いませんか?」と推薦の言葉を寄せた。

 澤田さんは、滋賀県出身で中日新聞の読者だったという。「くらしの作文」について「一つ一つのボールが思いもよらない角度、スピードで次々やってくる面白さがある」と語る。「それぞれは極めて私的、個人的な体験の話なのに、とても人ごとと思えないポテンシャル、輝きを秘めている」と魅力を説いた。

 定価千四百四円。A5判横、百八十ページ。本紙販売店から宅配するほか書店でも販売。(問)中日新聞出版部=電052(221)1714(平日午前十時〜午後六時)

 

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