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リスク理解して購入を 航空券の早期割引運賃

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 ゴールデンウイークが終わったばかりだが、もう夏休みの旅行に向けて航空券を探している人もいるのでは。航空券は早期割引運賃で購入するとお得だが、日程の変更ができないなど注意点も。リスクを理解したうえで、準備を進めたい。

 静岡県の女性(59)は二月、航空会社のホームページで北海道への家族五人分の往復航空券を購入した。搭乗日は五月だったため早期割引運賃で購入でき、普通運賃の半額ほどで済んだ。

 ところが、後で名前を間違えて購入していたことに気が付いた。ホームページでは修正できなかったため、家族五人分をキャンセルして取り直し。後日届いたクレジットカードの明細を見ると、取り消し手数料として四万五千円が引き落とされていた。女性は「取り直しただけなのに、こんなに手数料がかかるとは思わなかった」と話す。

 国内主要航空会社の場合、一般的に国内線の航空券は早く購入すると普通運賃から割り引かれ、80%以上安くなるケースもある。こうした早期割引運賃をうまく使えるとメリットは大きいが、ネックは購入後に日程が変更できない点。変更するには一度キャンセルする必要があり、その際に取り消し手数料が発生する。

 取り消し手数料は航空会社によって異なる。全日空の旅割75の場合、搭乗日五十五日前までなら手数料は必要ないが、それ以降は購入額の30〜60%の手数料が発生。日本航空のウルトラ先得は搭乗日までの日数にかかわらず、購入額の50%が手数料としてかかる。

 購入時は名前も気を付けたい。航空券は安全確保のため、なりすまし搭乗や第三者への譲渡が禁止されており、購入後は搭乗者の変更ができない。変えるにはキャンセルして取り直す必要があり、早期割引運賃だと高額な手数料がかかりがちだ。ただ、今回のような「単純ミス」なら、電話で航空会社に相談すると修正できるケースもあるという。

 国際線も早期購入の特別運賃が設定されているが、全日空の広報は「路線ごとの市場環境に応じて設定されており、普通運賃からの早期割引をしているわけではない」と説明。そのため、必ずしも予約や購入の期限が設定された運賃が最も安いとは限らないという。また、国際線ではキャンセルしても払い戻し不可の運賃もあるので注意して購入したい。

◆安さの理由 意識して

 格安航空会社(LCC)は航空運賃こそ安いが、多くは残席数で料金が変動するため、繁忙期は大手より高くなったり、日程変更はできても払い戻しができなかったりする。情報サイト「オールアバウト」の旅行ガイド村田和子さんは「LCCは搭乗手続きの締め切り時間に厳しく、大手航空会社のように柔軟な対応はしない。そういった違いも理解して利用した方がいい」と話す。

 最近は海外の旅行業者が運営する旅行サイトも増え、旅行の選択肢も増えた。ただ、そうしたサイトは日本語で表示されていても、トラブルの際に窓口で日本語が通じないことがある。村田さんは「ネットが安いのは人件費などを抑えられるから。安いのには何か理由があることを常に意識して」と呼び掛ける。

 (寺西雅広)

 

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