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【暮らし】

メルヘンだけじゃない! 森ガール 独自の美意識と世界観

2009年11月23日

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 ふわりとした服装で散歩とカフェをこよなく愛す、森にいそうなイメージの女の子「森ガール」が話題になっている。外見で判断するなかれ、心に確固としたポリシーも秘めているらしい。森ガールって、どんな人たち? (安食美智子)

 「性格も服装ものんびりで優しげ。やっぱり森ガールだよ」

 岐阜県中津川市の子供服店員・武田鮎美さん(26)は最近、複数の友人からこう言われる。

 ニット素材などのふわふわな洋服を着て、週末には四つ葉のクローバーを探し求めて散歩。カフェで読書にふける。幼稚園のころからハンドメードが趣味で「手作りの温かさ。そしてこの世にただ一つの個性が大好き」と武田さん。その言葉には、森ガールのエッセンスが詰まっている。

     ◇

 「森ガール」は三年前、インターネットの会員制サイト「mixi」で森ガールコミュニティーができてから、表舞台に登場した。「森にいそうな女の子」のファッションは少女っぽいメルヘンな世界。ゆったりしたワンピースにファーなどのふわふわアイテム。レギンスやタイツをはき、露出が少ないのも特徴だ。

 森ガール御用達の洋服店「マーブルシュッド」(東京都渋谷区)で森ガール的コーディネートを教えてもらった。小さい気球柄のフレアワンピース(一万一千五百五十円)に、もこもこしたロングコート(一万九千九百五十円)。そこにイヤーマフ(七千八百七十五円)や民族調ショール(一万二百九十円)、ニット製ネックレス(七千百四十円)で一層森ガール度が高まる。

 デザインを手掛ける川村智也子さんは「ボルドーや深緑など深い色合いが好き。自分たちだけが分かる独自の美意識が重要で、どこかにこだわりやクセが出ている。森ガールは話題になる前からいて、一般的な流行とは一線を画す存在」と解説する。

 ライフスタイルでも確固たる自分の世界を持っている。散歩好きでいつもカメラを持参し、“お気に入り”を見つけては記録に残していく。川村さんの店に来る森ガールも、撮った写真や大好きな動物の話をしながら、一時間以上過ごしていくという。

 森ガールお気に入りのカフェ「ハティフナット」(杉並区)にはメルヘンチックな壁画があり、北欧の雰囲気。高嶋渉オーナーは「緑や木のぬくもりを感じさせる雰囲気が気に入られているのかも」。一方「チョコホリックカフェ」(渋谷区)で、森ガールたちは静かに本を読んだり、手紙を書いたり、「隠れ家で過ごすように、一人の時間を大切にしている人が多い」(神田奈緒店長)。

 必携のカメラにも当然こだわる。書籍・雑貨複合販売の「ヴィレッジヴァンガード自由が丘」(目黒区)では、ぼんやり写るのが特徴のトイカメラ「デジタルハリネズミ」(パワーショベル、一万五千七百五十円)が人気。カメラ・雑貨を扱う「モノグラム」(同区)では、森ガール御用達カメラ「ナチュラクラシカ」(富士フイルム)のリネン製や革製のストラップが売れている。「森ガールは、買ったときについてくるナイロン製ストラップが堪えられない」(仲小路美紀店長)らしい。同店は今後、森ガールを対象にトイカメラを販売する予定だ。

 

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