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中日懇話会

第500回 「東ロボくん」 新井さん講演

講演する新井紀子教授=6日午後、名古屋市内のホテルで

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 第500回中日懇話会(中日新聞社主宰)が6日、名古屋市内のホテルで開かれ、東大入試突破を目指した人工知能(AI)「東ロボくん」の開発で注目された国立情報学研究所の新井紀子教授(54)が「人工知能が大学入試を突破する時代、人は何をすべきか?」と題して講演した。

 新井さんは、大量データの統計解析と検索機能などに基づくAIの特性を「意味を考えない。正しさは保証できない。でも、結構正しい」と説明。銀行の審査などを例に「数字に基づいた確率的な仕事はAIに代替させないと、人手不足が解消されない」と述べた。

 2011年から東大合格に取り組んだ東ロボくんは、今年11月で断念した。新井さんは、AIに問題文などの意味を理解する能力に限界があると指摘。同様の課題が、中高生を対象に読解力を診断したテストでも浮かび上がった結果を紹介し、「教科書が読めないということは、仕様書も安全マニュアルも読めない。AIを取り入れて生産性を上げるためには、人間の方が意味を理解する力を伸ばさないといけない」と訴えた。

 中日懇話会は、1976(昭和51)年に第1回が開催された。

 

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