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「守る」北陸中日・石川テレビ共同企画

【第1部 子ども】腹話術、紙芝居で教室 安全への「おせっかい」

紙芝居と腹話術を使って交通安全・防犯教室を開く長根尾美知子さん=石川県小松市白江町で(稲垣達成撮影)

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 石川県小松市防犯協会の長根尾美知子さん(76)=同市御宮町=が、小学一年以下の子どもたちを対象に交通安全・防犯教室を始めて十七年半になる。紙芝居と相棒の人形「ケン太君」を使った腹話術で、子どもたちを飽きさせない。「事件事故に子どもが巻き込まれてはいけない。少しでも『おせっかいおばさん』であり続けたい」(稲垣達成)

 二十三日、市内の児童館で一年生三十五人に披露したのは、絵巻物のようなロール型紙芝居「いかのおすし」。長根尾さんのお手製だ。(1)人について「いか」ない(2)車に「の」らない(3)「お」お声を出す(4)「す」ぐ逃げる(5)「し」らせる−ことの大切さを、物語で教える。

 「『ケーキを食べに行こう』と知らない人に言われてもついて行ったらだめですよ」

 長根尾さんが問いかけると、子どもたちは大きな声で「はーい」と返事をした。紙芝居の後、岩崎冬聖(とあ)さん(6つ)は「『助けて』と大きな声で言う」と学んだようだった。

 長根尾さんは保育士をしていた約二十年前、腹話術を紹介する雑誌の記事に目をとめた。保育園で子どもがどう成長していくのか、研究発表の題材としておもしろいと思い、腹話術を習うことにした。

 腹話術を習得したことを市防犯協会の副会長に話すと、腹話術を使った防犯教室の開催を勧められた。長根尾さんは「地域に見守られて、わが子は育ったので地域に恩返ししたい」と引き受け、二〇〇〇年十月から始めた。

 小さな子たちに、「いかに興味を持たせるか」考え、途中から紙芝居もするようになり、今回で六十一回目となった。約二カ月後に予定している次回用に、七夕にまつわる紙芝居を制作中。

 「子どもたちがどんな反応をするか。喜んでくれるかなと想像する毎日が楽しい」

石川テレビで今夕特集

 北陸中日新聞は石川テレビ放送と「守る」という言葉をもとに取材し、共同報道企画「守る」を隔週で、連載しています。「紙」と「映像」という異なったメディアを通じ、現代の問題を浮き彫りにします。

 第1部「子どもを守る」の石川テレビの特集は「石川さんプライムニュース」で、26日午後6時25分ごろから放送する予定です。

 

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