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記者コラム 窓

坊さんの話

 生きることを突き詰めて考える、坊さんの話を聞くのが好きだ。中でも、異色な経歴を持つ志賀町堀松のイタリア人僧侶アルベルト・ピトッツィさん(44)は印象深い。

 欧州で役者をはじめ、写真や映像の編集者などとして働いた。誰かの人生を知ることで、自分の人生へのヒントにする。立場やお金には執着しない。そんな一貫した生き方を続け、禅にたどり着いた。

 六歳で自身の頭蓋骨を折り、高校時代に友人四人を事故や災害で亡くした。その分「無常」「今、ここ」に強い思いがある。仏教を信じるというより、信じてきたことが教義と重なったのだろう。

 身をもって得た知識と、そこから生まれる言葉は、何より心に残る。ピトッツィさんから、あらためて経験の重みを教わった。 (榊原大騎)

 

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