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記者コラム 窓

伝統再興

 八月九日の「箔(はく)の日」に金沢市内で箔にちなむ催しを取材した。金沢の金箔(きんぱく)は前任地の愛知県瀬戸市で一度、見たことがあった。金沢市の箔業者らが「一念」と揮毫(きごう)された金箔額を将棋のプロ棋士、藤井聡太七段(16)=瀬戸市=に贈呈した時だ。

 金箔の薄さは一万分の一ミリという。石川県箔商工業協同組合の人に実物を見せてもらった。光にかざして見ると透き通るほどの薄さに驚いた。

 金沢は全国の金箔総生産量99%を占めるというが、業界幹部は「需要が減り、厳しい」と話す。とはいえ幕府の命で製造、販売が中止になるなど歴史の中で見れば逆風はあった。北陸新幹線の開通や世界遺産への登録申請と、今、追い風が吹いていると聞いた。伝統再興へ期待が高まっている。 (村松秀規)

 

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