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記者コラム 窓

小さな声にも

 地域の子どもに無料または低額で食事を提供する「こども食堂」が各地で広まる中、北陸三県の関係団体が集うシンポジウムがあった。「子どもの貧困は見えない」。ある食堂の女性代表者の言葉が印象的だった。

 経済的事情で食べることへの我慢が続くと、それが当たり前と感じるようになる。学校給食の一食だけで一日を過ごす子もいるという。「子どもは自ら相談に来ない。自助努力では片付けられない現実があることを知ってほしい」。女性は地域のつながりの場として食堂の必要性を強調するが、運営資金や人材の確保は各施設で共通の課題となっている。

 衆院が解散した。「国難突破」「希望」などと聞き心地のよい言葉が響くが、立候補者たちはぜひ小さな声にも聞き耳を立ててほしい。 (中平雄大)

 

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