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記者コラム 窓

性別欄

 二年前、就活中の学生に出会った。見た目は女性だが、本人は自らの性自認を疑っていた。「面接の場で性別を問われるとつい戸惑ってしまう」と顔をうつむけていた。

 性別を問われるのは当たり前と、違和感なくエントリーシートでは「男」に○を付けた。だが、学生の話を通じ、性別を二つで分けることに疑問を抱くようになった。

 多くの生活の場で必要とされてきた性別欄。不動産取引などで使う印鑑登録証明書から性別欄をなくす自治体が増えてきている中、県内では八月二十二日時点で廃止した自治体はゼロ。半分が「窓口に意見や要望も寄せられていない」と答えた。

 動きが進まないことに疑問を抱く。自治体は当事者の声に耳を傾けているのだろうか。

  (田中美知生)

 

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