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記者コラム 窓

居場所

 二十一年余り。生まれた子が成人するのだから、その月日の流れを感じさせる。

 今月上旬、プロ野球・中日の荒木雅博選手(39)が史上四十八人目の通算2000安打を達成。記者も同じ一九七七年生まれの球児だったが、高校時代は世代を代表する選手どころか、その名を聞いたこともなかった。

 入団時は線が細く非力だったという荒木選手。入団五年間で100安打に届かなかった偉業到達者は彼だけのようで、通算33本塁打も最少だが、本人は「そのおかげで2000本打てた」とコメント。卓越した守備と走塁で居場所を見つけ、どんなときもバットを振り続けた。

 「チームがとにかく強くなっていきたい。その中の一つのピースでいられればいい」。愚直に生きてきた男の言葉が、胸に染みる。 (田嶋豊)

 

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