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加賀の千代

すげ笠で出れば踊の心哉

 「笠の影」所収。季語は「踊」(秋)。松任町の盆踊りは鎮守の森、若宮八幡宮広場で三味線、尺八、締太鼓、しの笛によるおはやしを伴い、多くの踊り手が心ゆくまで歌、踊りを楽しむ。「盆踊りの日、若宮の森からおはやしの音が聞こえ始めた。普段着を色鮮やかな朱色の浴衣に着替え、スゲの葉で編んだすげがさを用意し、踊りの準備を整えたところ、素朴な早乙女姿の子どもが呼びにきた」との意。この句は盆踊りに行くのが楽しくて仕方がないという千代の心が手に取るように伝わる好句。千代三十五歳以前の作品。

  (俳文学会員・山根公)

 

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