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加賀の千代

ながれ合ふてひとつぬるみや淵も瀬も

 「千代尼句集」他所収。季語は「ぬるみ」(春)。「厳寒が過ぎると春らしい日が多くなり、風も温かみを持って雪を溶かす。渓谷から雪解け水が流れよって川水となり、淵(ふち)となり、瀬となって、ぬるみを増していく」との意。<ぬるみ>は流れのゆるやかな所という意味。この句には「祖師五百年御忌法会」と前書きがある。一七六一(宝暦十一)年三月、東本願寺宗祖親鸞聖人五百回御遠忌法要の際、諸国から来た人が寄り集まって、ひとつぬくみの法悦に浸る喜びを、熱心な仏法信者の千代が詠んだ句である。

  (俳文学会員・山根公)

 

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