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加賀の千代

干物の竿をせばめて蜻蛉哉

 真蹟。季語は「蜻蛉(とんぼ)」(秋)。「秋風がよく通る庭の木の枝に竹竿を渡して洗濯物をいっぱい干してある。その周りをトンボが群れをなして飛び回っている。そのうち何匹かは竿に降りてはまた飛んでいく。そうでなくても洗濯物で竿の隙間が狭いというのに瞬く間にトンボが止まり、より狭く見える」との意。干し物と干し物の間に隙間なくトンボが止まったという秋の日の情趣を詠んだ描写的な句である。日常生活の中から詩感を得ていることが何よりも素晴らしい。 (俳文学会員・山根公)

 

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