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加賀の千代

ゆふぐれを余所に預けてもみぢ哉

 「千代尼句集」他所収。季語は「もみぢ」(秋)。「座敷から眺める庭のモミジが際立って明るく、美しい。秋の日暮れどきの明るさ、美しさを寄せ付けないほどだ」との意。秋の日はつるべ落としと呼ばれるほど早く暮れるが、モミジだけは、夕暮れを少しも知らぬげに、燃えているという。つまり自分が気兼ねなく客になっているということだ。この句には「はじめてこなたへまぬかれて」と前書きがある。一七六〇(宝暦十)年九月、越中井波の瑞泉寺へ参詣した帰り、津幡にある大聖寺藩主の本陣に寄った時に詠んだあいさつ句。 (俳文学会員・山根公)

 

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