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加賀の千代

つのぐむはあさゆるためぞ芦の花

 真蹟。季語は「芦(あし)の花」(秋)。「今、可憐な花を茎の先に咲かせているアシも、早春には憤りのかたまりのような角を水面に突き出していた。この花を見て分かるように、春先、角ぐんだのは怒りを募らせるためでなく、怒りを抑えるためだったのだ」との意。アシは池、沼、川岸などの湿地に群生する。十月ごろ、茎頂に大きな穂を伸ばし、紫色、後に紫褐色になる小花を円すい状に群がりつける。「はいかい松の声」に「達磨大師賛」と前書きし<角ぐみもいつしか解てあしの花>の句があり、同じ趣をとらえた句であろう。 (俳文学会員・山根公)

 

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