トップ > 石川 > 加賀の千代 > 記事

ここから本文

加賀の千代

鶏頭やならべてものの干て有

 「千代尼句集」所収。季語は「鶏頭(けいとう)」(秋)。「秋の日ざしを浴びてケイトウの群落が燃えているように見える。周囲に竿(さお)やひもを張って布団や衣類などが干してある」との意。ケイトウは観賞用の一年草。赤い茎が直立し、鶏のとさかのような花序に細かい深紅の花がかたまって咲く。真っ赤な太陽のエネルギーを吸い込んで、発散しているようなケイトウの堂々とした様子と干し物が合わさって、晴れわたった秋の午後の静けさが醸し出される叙景句である。千代が詠んだケイトウの句は他にもう一句ある。 (俳文学会員・山根公)

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索