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加賀の千代

菊咲てけふまでの世話忘れけり

 「千代尼句集」所収。季語は菊(秋)。「早春から長い間、菊の手入れをしてきた。美しい菊の花が咲いているのを見ると、これまでの世話の苦労も忘れてしまった」との意。秋が訪れ、白や黄色など色とりどりの菊の花が咲いてとても見応えがある。この句は丹精してきた菊が花を咲かせ、その美しさを喜ぶ気持ちがとても率直に詠まれている。菊は梅、竹、ランとともに、古くから気高いと愛されてきた「草木の四君子」の一つ。千代の句で最もよく取り上げられる花は桜、次いで菊である。菊の句は三十九句詠まれている。

  (俳文学会員・山根公)

 

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