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加賀の千代

綿ぬきや夢に今宵は須磨明石

 「津守船」所収。季語は「綿ぬき」(夏)。「冬の間に着慣れた衣類の綿を抜いて袷(あわせ)にしたら軽快。幼い日の気持ちになったり、若々しい気分になったりする。今夜は須磨や明石の海岸の名所を夢で見ることだろう」との意。裏地が付いた着物で綿が入っていないものを袷という。綿入れの着物から綿を抜いて袷にすることを綿ぬきという。旧暦四月一日に綿を抜いて袷にする。厳しい寒さの冬と比べ、夏は心身共に解き放たれた軽快さがあることに夢を膨らませた句である。須磨と明石は白砂青松の風雅な景勝地として有名。 (俳文学会員・山根公)

 

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